隆中対
「隆中対」って知ってますか?
日本では別の言い方で有名です。
「天下三分の計」
そう、三国志の諸葛亮孔明が、
劉備に与えた大戦略です。
でも、これ「天下三分の計」って
呼んじゃうとツマラない。
「中国を3つに分けて、
鼎立状態を作りましょう。」
なんていう甘っちょろいことを
孔明は言ってない。
この戦略のポイントは、
①とりあえず、呉と組んで魏に対抗しましょう。
②そのために蜀を手に入れましょう。
③荊州を足場として、行く行くは中国全土を手に入れましょう。
っていう野心満々の壮大なプランです。
劉備の入蜀なんて、ハッキリ言って
侵略戦争ですからね。
経営者たる者、
このくらいのスケールで
未来を思い描きたいものです。
そして、ひとつずつ着実に
布石を打っていくわけです。
だから、「天下三分の計」なんて小さいことは言わず、
「隆中対」と呼びたいです。 ( ̄へ  ̄ 凸