北欧、暮らしの道具店さんより、以下引用です。



「コハクさん、コハクさん、
 わたし、大人になったら
 『読む』と『書く』を仕事にしたい」


小学5年生のときのことです。

コハクさんはわたしの目を覗きこんで
云いました。


「そうする、と決めたらいいよ。

 仕事にする、と云ってしまうといいよ。
 するとね、天使たちが応援してくれる」
「……え?」
 
驚きながらも、絵で見たことのある、
翼を持った天使が数人飛んでいるところを
想像したら、パタパタ、パタパタ、という音が聞こえてきました。羽音です。


あの日からわたしは、何かを決めるとき、

自分のまわりに飛んでいる天使たちに向かって宣言するようになりました。

「わたしはこうします」


そうしてそのたび、パタパタ、パタパタという
羽音を聞く気持ちになるのです。






天使さん、天使さん、ぼくは、

木こりになりたいんです笑