昔から、
ふと迷ったときや、立ち止まったとき、
思い出しては勇気をもらった詩。
かの有名な、高村光太郎の『道程』
どこかに通じてゐる大道を僕は歩いてゐるのぢやない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立つてゐる
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
だから
道の最端にいつでも僕は立つてゐる
敷かれたレールの上を歩くのではない、
自分で信じた道を、
自分の力で進んでいけば良いのだ、
そうすればいつか振り返ったときに
自然と後ろに道はできているはずだ
と、この詩に何度も励まされてきました。
JK1年になった娘は、
自分から志望して進学校に入ったにも
関わらず、
たいして勉強もせずに絵ばかり描いています。
自然と成績はだだ下がり、
怒ってもなだめても
エサで釣っても罰を与えても、
たいした効果はなく…
そんなに好きならばと、
美大を目指すことを進めると、
自分から都内の美大のオープンキャンパスに
行ったり、美大専門の塾に行ったり、
どうやらようやく、
やりたい方向が定まってきたようで…。
方向さえ決まれば、
あとはあり余るエネルギーを注ぎ込むだけ。
そういえば昔から娘は、
はまるととことんやり尽くすところがあり、
調理実習で習った玉子焼きを
家でも7日間連続で作り続けたり…
そんな性格なので言ってもきかないです、
そりゃ。
大した才能がないなら
やめておいた方が良いとか、
無難に勉強して普通の大学に行った方が
将来のためだとか、
色々言われることもあるだろうけど、
先に道を進んだ大人たちが
自分の来た道を物差しに言うことより、
今自分がそれだけエネルギーを注げることが
あるのならば
とりあえず突き進んでみればいいと
思うのです。
この夏、
まだ始まったばかりですが、
とりあえず頑張っているようで。
やれるだけやってみな、
という心で、
見守ります(^^)