新井白石推しだったのに泣。

   政府がゼロ金利政策を行えば、
世の中は、金利負担の少ない資金を調達
できるわけで、結果、投資が活発になり、
その回収余剰の利益も増える…

   仮に、現在の株高が、本質的な経済の
復活でなく、上記の政策的処方箋の故に
成り立っているのだとしたら…

   それは、バブルの流れと同じような気が
して、心配になり過去の顛末を調べました。

    とはいえ、扇子を片手に、ワンレン
ボディコンのあの時代ではなく、ときは
江戸時代、そう、元禄バブルです。


    その頃、生類憐みの令でおなじみの綱吉
の時代、当時の勘定奉行の発案で、流通
している金貨や銀貨の純度を下げ、やたら
大量に複製し、これを世の中に行き渡しま
した。

   
   すると、これが功を奏し、史上初の、
バブルがやってくるわけです。

   しかし、6代、7代将軍に仕えた新井白石
は、この空気を大変危険だと危惧し、純度
を元に戻しました。

   これが、大失敗。貨幣が出回らないわけで
すから、流通も減り、深刻なデフレになった
わけなんです…

    
    というわけで、学生の頃、新井白石は、
無知な僕の中でヒーローでした笑

    朱子学者に関わらず、幼少であんぽんたん
な将軍達を助けた理論派の改革者だったはず
なのに…泣

   真実はわかりません、綱吉が犬好きだから
ではなく、綱吉はマザコンで、その母の命令
で生類を憐れんだ説もあるくらいですから。

   今の経済情勢と、今後押し寄せる世界初の
超高齢化社会。先の目処はたちません。

   ですが、昔、『芸能人』と呼ばれるなかには、
医者や大工、その他技量を持った職人、
専門家を呼んでいたそうです。

   中途半端なオールマイティな事務方には
なんの未来もありません。いまより専門性を
高め、よりニッチな方向に傾倒していかずし
て、心休まる地はないのではないかと、思う
わけなんですね。

   副業オーケー、人口減となれば、余計、
欧米のように、個人事業主化が進むわけで、
それは、量でなく、質を問われる働き方を
世の中が求めてくるわけです…


   あ、新井白石にもがっかりしたんですが、
もうひとり、水野忠邦にも不穏な噂が…


…続く笑

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