数日前、

「仕事とは関係ないんですが、

相談があって…」

とかかってきた電話。


奥さまが、8か月のお子さんの育休中で、

来年1月から職場復帰の予定でしたが、

保育園に入れないため育休を延長したいと

職場に伝えたところ、

それではやめてもらうしかない、

と社長に言われてしまった、とのこと。


何でもその職場は育休をとった前例がなく、

なかなか理解がないらしく。


世のマタニティハラスメント防止の流れに

逆行するかのような

まさにマタハラそのものな対応に驚きました。

女性が子供を生み、

子育てしながら働きやすい社会は、

いまだになかなか

難しいんだなぁと感じました。


もちろん、

うちも含め事業主の方にとって、

育休中のスタッフの

休んでいる間の人材確保は

いちばんの課題で、

その分1人雇うというのも

その後復帰するのを考えると

資金的になかなか厳しいという現実。

余裕のある会社ばかりではなく、

その分育休中のスタッフに

辛くあたってしまうんだと思います。


でもその大変さも含めて、

せっかく仕事を覚えて出来るようになった

女性スタッフは大切な人材だし、

子育てするスタッフの社会復帰を助け、

働きやすい環境を作ってあげることが

社会を担う事業主の責任だと、

私は思います。


来月10月1日から、

育休制度がまた改正され、

現在は1歳6か月まで延長できる育休期間が、

保育園に入れない場合は、

さらに2歳まで延長できるようになります。


マタハラ防止対策も、

事業主の義務です。





思いやりのある社会を作るのは、

ひとりひとりの、

立場の弱い人への、

少しの理解と優しさだと思います。

優しさが連鎖する、

そんな社会になるといいなと

心から思います。