≪おおくまブログ≫
0.084秒...
陸上男子100メートルでの
日本人選手初の9秒台へ期待の高まる中の
先日のダイヤモンドリーグ上海大会では、
桐生祥秀選手が、まさかの失格となってしまいました。
桐生選手にとっても人生初のフライングだったみたいですが、
このフライング、ちょっと違和感、、というか不思議です
今回の桐生選手の反応時間は0.084秒
ということは、音がなってからスタートしている!訳ですが、フライング。
それは、
反応時間が0.100秒未満の場合は不正スタート(フライング)の判定になる。
というルールになっているみたいなのです。
これは、
「人間が音を聞いてから反応するまで、最短で0.1秒かかる」という医学的な根拠に基づいているとされる。つまり、0.1秒以下のリアクションタイムでは、選手は「音を聞く前に反応した」ということになる。と、決まっているようなのです。
昔、パリの世界選手権でフライング判定に猛抗議をしたものの認められなかったアメリカのドラモンド選手を思い出しました。
この時の反応時間は、0.052秒だったようです。
フライングのような、でもフライングではないような。
0.1秒よりも速く反応できる人間もいる、のかもしれません。