平成19年に開業して9年が経過しました。来年はいよいよ10周年を迎えます。
あまり、周年事業というのに興味はなかったのですが、このなんというか、激動の過去に想いを馳せると、ひと言では言い表せない程の積み重ねをしてきたんだなと、つくづくお客様、スタッフ、家族、関わってくださった皆さんに感謝の気持ちが絶えないものです。
あまりにも時の経過がはやく、あまりにも自分たちの描く成長曲線の上を通過し過ぎてしまい、ただただ必死にこなしてきましたが、今ふりかえれば、最強のチームになるために、厳しいノックを受け続けてきた感覚です。
例えば難しいバウンドのボールに対処するとか、ノッカーの癖をみて守備位置を右に左に前に後ろに変更するとか、例えばイレギュラーバウンドしないように丁寧に自分たちの守る位置のグラウンドを常に足で整地して細心の注意を払うとか、グラブの紐のゆるみやすいところをきつく締め続けるとか、木々の先端で風の変わりをつかむとか、土の湿り具合で、今日の湿度を読み、皮のボールの重さを感じるとか、木を見て森を見て、大雑把に予想する場面もあれば、手許のほんの少しの数字を微調整して格好をよくする場面もあり、決算書を作るゴールのために、相当の手間と時間と工夫を凝らして、日々ちょっとずつちょっとずつ積み重ね続けてきました。
だからこそあっという間で、だからこそ実りある成長をして参りました。
時の経過では10年目の事務所ですが、体感では20~30年分の経験を積んで、今、乗り越えた人でしか見えない景色を目の当たりにしています。
さて、次の10年は、
譲らず、緩まず、抜かず、逃げず、
怠らず、見失わず、奢らず、気負わず、
信念と寝泊まりした毎日だから、
確かな手ごたえを感じられる、
そんな月日がまた10年続くよう、
これからも心をこめて、努力して
参りたいと思います。
本当のワクワクって、明日が今日よりも良い日になること、そのために努力することが無駄にならないこと、それがわかった10年でした^ ^