週末は、秋を感じたくて、
季節の木々を見に行きました。
土曜日の夜は、歴史館に。
この日は、あいにくの雨。
室内に場所を移したライブでは、
3ボーカルのバンドが、
スピッツの楓をハモりながら、
演奏していました。
その切ない歌声に、思い出しました。
20歳の頃、調布駅の近くにちょうど
姉と住んでいて、姉が結婚し、甥っ子を
産むというタイミングで、
僕は、一人暮らしをはじめました。
その調布の住んでいたところが、
楓ビルという名のビルでした。
石原プロモーションの隣でした。
当時、甥っ子ができたのが、嬉しくて、
こんなに赤ちゃんを見てかわいいなと
思ったことはないくらい、嬉しかった
のを昨日のことのように覚えています。
そんな彼も15歳。
大病を患って、今必死に病気と
闘っています。
わがままだった性格も目を見張るほど、
大人になり、声変わりした受話器越しの
トーンは、あまりに僕と似ていて、
本当にびっくりします。
青々とした楓の葉っぱが黄色く染まり、
紅く色付くころには、土に還る。
病いもいずれ終息することを
家族みんなで切に願っています。