本年も、皆様には大変お世話になりました。

事務所を開設後、8回目の年末を迎え、
年々穏やかな年越しといきたいところですが、

年が明ければすぐに、年末調整やら確定申告、
税務相談、講師依頼等の臨時業務が増え、緊張感を
持続しながらのお休みに入ります。

 
 

おかげさまで本年も、お客様の輪が広がり、ご紹介のみで、
事務所を発展させることができました。


今年は会社の設立だけで、数十社のご依頼がありました。

設立関連の著書は、2冊合わせると、13回の増刷を行い、
来年は、新訂版も発刊予定です。

 


税務調査、監督署、年金機構の調査も例年以上に多数立ち会い、
最新の調査手法、トレンドをつかむことができました。


また、残念ながら、労使間のトラブルも予想通り増えた
年となりました。

少子高齢化に伴い、雇用の需給のミスマッチが起きていますが、
長く一社に働くということが、いかに大変で、泥臭くて、でも
やり甲斐のあることかを痛感することが多々ありました。


家庭で会話のキャッチボールが出来ない様な方が大人になり、
会社と話し合いもせず、監督署に駆け込んだり、

社会全体の意義や使命感がない様な方が自身の利潤のみを
会社に追求する現場に遭遇する度に辟易としました。

そんな労使間のトラブルも、何とか全てを解決することができました。


 



ひとつ、経営者の皆さんが共通して悩むことがあります。
それは、法律やルールをいかに実務として解釈するかということ。

例えば、立派な就業規則を作っても、運用するには、細やかな調整と
配慮が必要になります。例えば、税法の読み方次第で税負担が変わり、
例えば、建設業法の理解ひとつで、許認可の取得の可否が変わります。


当事務所では、それら難解な法律と、皆様の実務の間の通訳になること、
これが私たちが目指す「コンサルティング」の本質かと思いますが、
それらの通訳例を集めたら、知らず知らずに経営を熟知していました。


 



現在、経営者の皆様のおかげで、事例、判例、課題が
当事務所に続々と持ちよられ、たくさんのノウハウを
知識の引き出しに詰め込んでいます。

それらを共有しながら、皆様の企業が引き続き、来年も健全で逞しい現況
であるよう、一緒に努力していきたいです。決算書の考え方の大元が、
「継続企業を前提」にしているところが、私のやり甲斐で、唯一の希望なのです。


心技体、全てが充実した当事務所を来年もご期待頂ければと思います。





年初は、1月5日スタートです。

新年もまた皆様にとって、活躍大き一年となりますよう、
心より祈念申し上げます。


平成26年12月29日
税理士 関根 俊輔