『大学時代は村上春樹の作品ばかりを読んでいました、
授業を聞かないで。』
そう語るのは、アニメーション作家の新海誠さん。
くしくも同じ大学の文学部卒ということで、普段はあまり見ない
アニメを久しぶりに観てみるかということで、手に取った作品。
それが、
『秒速5センチメートル』
・・・衝撃を受けました。
映像がほぼほぼ実写と見間違える程の繊細さ。
ご本人もそれまであまりアニメを見なかったそうで、
映像に流れる原寸大の景色や背景を観ているだけでも、
本編とはまた違った楽しみを覚えます。
冒頭の桜、キャンパスノート、駅舎のイームズを模した古椅子、
歩道脇に捨てられた空き缶・・・・
そのどれもが現実的で、美しい。
やっぱりすごいです。日本の技術。
有形なものも無形なものも、
そこに、探究心があるから
成果物の精度がことごとく高い。
本当にオススメです。
特に、鉄っちゃん方面の皆様、オススメです(笑)。