昨日は、県内でも震災被害の大きい日立税務署
管内で、震災による特別な税務相談のために派遣税理士として、
行って参りました。
本年に震災で損害を被った方は、特例で昨年の税額を
減額することができる(本年でもOK)ので、たくさんの方が
来場していました。
僕が応接した10件くらいの中でも、
半壊が3件ほどあったり、
日立はもともと海から急激に山に変わるという特殊な地形の
ため、家の土地の崖を安定させていたよう壁が破壊されていたり、
塀の損傷で、車が壊れてしまったり、
家がそのまま垂直に落っこちたり・・・
それらが共有名義だとか、
築年数が古くて取得価額がわからないだとか、
大工さんに頼んだんだけど、全然来てくれてないとか、
地震保険や助成金や義援金や見舞金が入っただとか、
家財は壊れたけど明細なんかわかるわけないだろとか、
特例の概算でやったら、とんでもなく多額の控除になっちゃったりとか、
計算してみたら、災害減免法の税額控除の方が有利だったんじゃないか?とか、
22年と23年ではどっちが有利だとか、
それはそれはものすごく難易度の高い相談となりました。
でも、皆さんが被害を受けても、笑顔で相談に来られているので、
確かなやりがいを感じました。それにしても難しかった。
お隣の税務署の方も頭を抱えていました(笑)。
だって、百年に1回だもの(笑)。