事の発端は、運送会社のお客様のところに
ある日突然監督署の方がいらっしゃったことでした。
何やら膨大な資料を置いていって、加えて
一枚の置手紙。
労働時間や残業手当の支給の有無を調べたかった
らしく、タイムカードや就業規則等を見せてくれとのこと。
とりあえず、こちらも意味もわからないまま用意することに。
何日か過ぎ、言われた書類をすべてそろえて連絡
したところ、タイムカードだけじゃわからないですよ、
タコメーターとか日報あるでしょ?
は?!
そんな書類用意しろって一言も書いてないし、
ましてや用意したタイムカードを信用してくれない監督署。
ばかか?
突然の来訪なこと、どうやら意図のない総合調査であること、
それに最初から書類の真偽を疑ったことに猛然と異議を
申し立てたら、
基準法101条に書いてある通り、権限がありますから
ってそっけなく言われてさぁ大変。
そんなこと知ってるよ。けど、税務署だって電話して
調査の日程決めますよ
って言ったら、
労務関係の書類は、偽造される場合がありますから
って言われたので、
その確率は一緒なんじゃないの?
って言ったら黙り始めた。
そうしたら、何年もたまっていた感情が抑えきれなくなりまして
いい機会だったので、すべて伝えることに。
(労働者有利の)基準法も理解しています。
けれど、監督署さん、
それを守れないのは、
事業所のせい? 不景気だからじゃないの?
いったい何社が基準法のすべてを守れているの?
労働者が死んだら逮捕で、社長が死んでもおたくは
無視でしょ。
こんな不景気で中小企業の経営者が
苦労してるの、おたくだってわかるでしょ。
実情に合わせて法律(基準法)変えろよ。
それに性悪説で仕事すんじゃねーよ。
書類の隠匿?偽造?
誰に向かって言ってんだよ。
監督署さんよ、なめんなよ。
警察署や税務署と同じように言うけど、
他の所轄の方が、プライドがあって、
正義感があって、数段いい仕事してるからな。
そんな人がたくさんいるから、この国は
守られてるんだよ。
志のないやつの話聞いたって、
こっちは何にも入ってこないからね。
基準法だけに頼る仕事の仕方、
いい加減止めろよ。