昨日の読売新聞一面の下欄に、
気になる広告を見つけました。
日本医師会の意見広告でした。
え?そうなの?
と思ったので、調べてみると・・・
要するに、
政府は、高額療養費の負担軽減のために、
現在の窓口負担と別に、
「受診時定額負担」として、
別途100円を徴収するという仕組みを提案しました。
日本医師会はこれに反対し、
反対の署名運動を展開しているという訳です。
反対の理由として、
①通院の回数が多い患者さん(多くは高齢者)ほど負担が増えること、
②所得の低い方に負担が大きいこと、
③当初は100円の負担金が、年々500円、1,000円と増えていくと予想されること、
④それにより、受診控えが起き、手遅れになる患者が増えること、
⑤ひいては医療格差が広がることが懸念される、
等があげられます。
国民皆保険という、
世界に誇れる素晴らしい日本の医療制度を守るため、
患者さんの負担をこれ以上増やさないようにしよう、
というのが、
日本医師会のスタンスです。
気になった方は、
日本医師会のHP内、
「日本の医療を守るための国民運動」
http://www.med.or.jp/people/movement/をご覧ください。