満身の怒りに真実をつかむ。

いつもいつも事実を直視する人こそ、

正義を語る資格があると思う。







児玉さんのご子息のツイート

 親父が厚労委員会に参考人として招致されました。東大放射線セ
ンター長として、毎週末南相馬に400km車を走らせて、自身で除染に
あたったうえでの訴えです。どうか見てやってください。

 俺は、この人の息子で良かった。

 とても多くの方から父の参考人招致について激励の言葉をいただ
き、感謝の言葉もありません。全ての皆さんにお返事するのが難し
いほどですが、全て拝見していますし、父にも伝えます。本当に
ありがとうございます。

 父は、3.11の前に東大のアイソトープセンター長に内定しており、
放射線の研究が本業というわけではないのですが、このタイミング
で父がなっていたのも何かの巡り合わせか、という気がします

 ちょうど一年前に父から肝臓移植をした母は、おかげさまでかな
り体調が回復し、今度仕事にでることになりました。あの時もいろ
いろな方に激励をいただきました。この一年間本当にいろいろな
ことがありますが、家族一同支え合ってなんとかやっています。

 親父からはいつも、勇気ということを教えられてきた。親父の
立場で、公開の場でああしたことをいうのは、どれだけの勇気が
いったことだろう。まずはそれをねぎらってあげたい。

 親父のスピーチを通して、どうか学者にも社会のため、人のため
に真摯に仕事をしている人間がいると伝わればと思っています。
利権やポジションにとらわれた人間の多さに嫌気がさすこともあると
思いますが、物事をよくするために行動することをどうかあきらめ
ないでください。

 繰り返しになりますが、父のスピーチに激励をくださった皆様、
本当にありがとうございます。きちんと伝えます。

 親父のスピーチを見ていただいた方に、一つだけお願いさせて
ください。父は影響力のある科学者ですが、同時に病気の妻を抱え
た58歳のただの男です。一人ですべてを解決できるわけではあり
ません。本当に状況が良くなるために、一人一人ができることが
あると思います。