今週のカンプリア宮殿は、塾を経営している
花まるの高浜先生の巻。
普段から小さな子どもたちに接していらっしゃるので、
その言葉と姿勢は現実的でしかも的確。
とても勉強になりました。
①「分かる」喜びのさきにあるもの。
「分かった!」という成功体験を積ませることこそを
最大の使命とされているそうです。
「分かった」といえる子は、「分からない」ことが
わかって、しかも解決できた子。
自分の中での「分からない」ことを「騙さない」。
大人の社会では、プライドがあるのか分かることが
増えてくる弊害なのか「分からない」ことを素直に
言い難くなります。しかも取り繕う。
問題はその後の「分からない」ことの処理。
自分の中での「分からない」ことから逃げていないか?
これを解決している人としていない人の差が、
年を取るほど、容赦なく如実に表れます。
本当はプライドのある人ほど、ここを突き詰めなきゃ
いけないのに・・・ね。
②会話のキャッチボールができない家庭が増えているそうです。
親:「おかえり、今日学校楽しかった?」
子:「ただいま~、ていうか腹減った!」
親:「あ!そうだ、クリーニング取りに行かなきゃ」
・・・なんで、子どもに返答を求めないのか?
会話がめちゃくちゃです(自分も反省)。
これを先生は、「ていうか腹減った病」と呼んでいました。
③「合わない」っていうな!
社会の困難に直面している卒塾生の前では、
「「仕事が合わない」「上司が合わない」
「環境が合わない」合わない、合わないっていうな!
行き着く先で、合うのは、自分の部屋の中だけになっちゃうよ」
不自由のなかでも、自分の知識や道具や仲間を準備して
駆使して困難に立ち向かうこと。
それを乗り越えられた時の達成感や充実感。
そのときに出る快感のアドレナリン。
そのためだけに仕事をやってるのはほんのひとにぎりの方だけなのでしょうか?
そんなことを愚直にやっていれば、お金は後でもついてくるのに・・・
そんなことを愚直にやっていれば、不自由な暮らしに翼が生えるのに・・・
と、先生はおっしゃっている気がしました。
そもそも不景気にモラトリアムなんていうのがミスマッチなんですよね
きっと。