昨日は、商工会で、会員の方々の確定申告を



終日お手伝いしました。一生懸命手を休めず仕事を



していたら、手書きの確定申告書を一日で20人分以上



作成していました。



われながら、頑張ったと思います。




 その後は、一緒に仕事をした先輩税理士先生と



毎年約束している、年に一度の意見交換会、つまり飲み会へ。






 会計事務所の経営や、最近の税務動向、税理士会のことや



互いの家族のことについてゆっくり話すいい機会なんです。






 場所は、水戸市宮町にある、昭和の香りが色濃く残っている



”かにや”。




税理士法人ゼニックス・コンサルティング茨城事務所の経営ヒットエンドラン ☆☆〓-110222_193408.jpg



 コの型の古いテーブルカウンタ、動線の整っていない厨房、



30年以上前のストーブ、はだか電球の明かり、やかんで注いでくれる



熱燗、客席に寛いでいる人生の大先輩、お客を見送るときに、



必ず仕事の手を休め、「ありがとうございました」とお礼をいう



とても律儀な店主、その全てが残し続けたい”昭和”です。







 おかみさんとその息子さんでやってらっしゃる、とてもとても粋な



お店で、昨日は珍しく熱燗と新鮮な白子、焼きタラバに舌鼓。





80代近いおかみさんが背筋をはって、前掛けをしめ、一生懸命



働く姿を見ていると、魚の行商をしていた母方の祖母や、宇都宮で


食堂を経営してた父方の祖母(故・おばあちゃん子だったんです)


を思い出し、味わい深いお酒が心に沁みてきます。






 お店はカウンター席しかないので、すぐ隣の方と仲良くなってしまいます。



昨日お話したグループの方は、報道関係でお勤めの方々。



 


 たぶんカメラマンだと思う隣の方が、




「記事は、上司に書き換えられてしまうけど、カメラは、事実を



ありのままに伝えることできるんですよ。


だから、人の表情を撮るときにも、その人の本当の感情が



現れた一瞬こそが、真実なんです」



 と、とても本質的なおことば。




最後に名刺をくださいと言われ、渡しながら、やっぱり



デジタル一眼レフカメラの前から狙っているあれを買おうと



心に決めた夜なのでした。