世界中の女性が大好きな、エルメス、カルティエ、シャネル、ルイ・ヴィトン……
これらはすべてフランス発のブランドです。
私たち日本人にとって、フランスのイメージは、ブランド店とエッフェル塔やルーブル美術館など優雅なイメージ。
逆にフランスの日本に対するイメージは
「クールなアニメ国家」というところでしょうか。
しかし、実はそれだけではなく、日本の発展にとって、フランスは経済、エネルギー、軍事の面においても欠かすことのできないパートナー国家なのです。
◆ 現実に進む 「日仏経済協力」
日仏は数多くの協力企業を持っています。
有名どころでは日産自動車とカルロス・ゴーンのルノー。
最近ではカタールに建設する製油所に出光興産と仏トタルが共同出資を決めました。
そして先日、日本の三菱重工業と仏のアレバは共同でトルコの原発建設を受注しました。
建設費は約2兆1780億円。
東京電力福島第1原発事故の後、韓国を打ち破っての日本勢による初の海外受注案件で、原発の安全性の証明と共に、原発輸出による経済効果は相当なものです。
今後、40か国以上で200基以上の原発が建設されます。
発展途上国を中心に、世界の流れは
「増原発」なのです。
フランスのファビウス外相は日経新聞のインタビューで原発輸出を例に挙げ、
「日仏協力の実績をさらに積んでいきたい」と述べ、
日仏の官民が連携して、アジアやアフリカなどの新興国市場において、開拓を進める考えを表明しています。
(5/8 日経
「新興国開拓で日仏連携を ファビウス仏外相単独会見」)
◆ 原子力エネルギーにおける日仏協力
フランスは電気の76%を原発に依存する
「超原発大国」です。
1973年のオイルショックをきっかけに原発を推し進めた結果、当時25%だったエネルギー自給率を50%にまで高めることができました。
その結果、脱原発を表明したドイツにも電力を輸出しています。
フランスと日本の共通点は、資源に乏しいことです。
「国家の生命線」である
エネルギーを他国に左右されないためには、エネルギー自給率を更に高めるための原発技術の向上を避けて通ることはできません。
そんなフランスの原子力産業にとって日本は重要なキーパートナーです。
特にフランスが注目するのが日本の高速増殖炉
「もんじゅ」の
研究データです。
高速増殖炉は発電しながら、同時に消費した燃料以上の燃料を生産することができるため、
「夢の原子炉」と
呼ばれています。
現在、高速増殖炉に関して、日本・ロシア・フランス・中国・インド等で研究開発が続けられていますが、実用化には至っていません。
日本には原型炉の
「もんじゅ」 (性能試験中) があります。
もんじゅのHPには、海外が
「もんじゅ」に対して
大きな期待を持っていること、特に下記の通り、フランスからの期待が大きいことを示しています。
・2020年頃に第4世代ナトリウム冷却高速炉の運転開始を目指すフランスと2025年頃の高速増殖炉の実証炉の実現を目指す日本にとって、もんじゅは世界の先駆けとなる役割を担う。
日仏が協力して
「もんじゅ」の
試験データを次世代の高速炉に反映していきたい。
もんじゅは日本だけでなく、世界の科学技術にとって重要な施設である。
(フランス高等教育・研究省ガブリエーレ・フィオーニ研究・イノベーション局次長)
・日本は、高速増殖炉の研究開発を中断させることなく行ってきた数少ない国。
「もんじゅ」のように
研究開発のために利用できる高速増殖炉は世界的にも大変貴重。
世界の安定的なエネルギー供給のために、
「もんじゅ」の
試運転が開始されること、そして今後の研究開発において日本が、中心的な役割を担うことが期待されている。
(フランス原子力庁 ジャック・ブシャール長官付特別顧問)
※ 日本原子力研究開発機構
「海外は 『もんじゅ』 に対してどのような期待を持っているか?」 より
◆ 軍事協力も含め、今後、日本が取るべき道
日本はまずは
「もんじゅ」の
試運転に入らなければなりません。
そこから得られる世界で唯一の研究データや技術をフランスと共有したり、提供したりするのと引き換えに、既に核武装しているフランスから、核開発のために必要な情報や技術を少しずつ入手していけば良いのではないでしょうか。
核武装に際してフランスに協力してもらうことは、日本が世界で孤立しないためにも絶対に必要なことです。
フランスは国連常任理事国です。
日本が国連常任理事国入りを目指す以上、フランスとの関係強化を外すことはできません。
ありがたいことにフランスは、国連の常任理事国を拡大する案を支持しています。
日本が国際的なプレゼンスを高め、自分の国は自分で守る体制を作りあげるためには、世界で敵を減らし、味方を増やしていくことが大切です。
経済、エネルギー、軍事面において更なる
「日仏協力」を
推し進めていくことが必要であると考えます。
(文責・幸福実現党 兵庫県 参議院選挙区代表 湊侑子)
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