もう全く別の意味を持つ日になってしまった
「なないろの日」は、
花束を買って、
それでも、2人で過ごしました。
2人で一緒にお祝いしてもらう日だったんだから、1人なら、もうお祝いはいらないと言ったけれど、
たぶんあなたの分も足して、むしろいつもより沢山、優しい「おめでとう」の言葉が届いたよ。
前を向かなくちゃ、しっかりしなくちゃ、そう言っても、まだ半年ちょっとしか経ってないんだ。受け入れられるわけないんだよね。当たり前だよね。
悲しみに暮れているとか、泣き続けてるとか、そんなんじゃないんだよ。
ただ、歪んだ時空の中にいる感じ。
なんか、夢と現実、生と死の世界が、扉一枚でつながってそこに在る気がするような、変な世界にいる感じ。
たまたま今実家なので、誰かが置きっぱなしにしてる箱を漁ってたら、19才の時に私が書いたバースデーカードが出てきて、面白かったから、病院に持ってって、妹に見せたんだよね。
こんなもの、ちゃんと残ってるんだなーwwって。
カッコつけて、どっかで聞き齧った詩を引用してるけど、これたぶん、谷川俊太郎だよね…名前、間違ってるよね![]()
私が生まれた時…とか、「私」のところに、全部、「あなたと」とか、「私たち」とか書き足してある![]()
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特に意味なんかわかってなくて、なんとなく誕生日に合いそうだからと思って引用したんだろうけど、
そう、私は生まれた時から「私たち」が当たり前で、「1人」の世界を知らなくて。
でもそれは、今も変わらなくて。
会えなくなっても、話せなくなっても、私の中から彼女がいなくなることは一生なくて。
私が"双子"じゃなくなることも一生なくて。
でも、双子にとって、片方がいなくなることは、半身を失うことじゃないんだよね。
半身、じゃなくて、全身なんだよ。
だって今までの世界が、丸ごと変わってしまうんだからさ。
それでも、妹が悲しむから、私はずっと泣き続けたりはしないけどね。
私が逆の立場でも、きっとそう思う。
私のためにずっと泣き続けるより、私の分も幸せになって欲しいって、絶対そう思う。
だけど、今はまだ、それはちょっと難しい。
だけど、がんばるね。
一生、一番大切で、一番大好きな人。
色々、みんなに伝えたいこともあるけど、それも、まだちょっと難しくて、ごめんなさい。


