炎日記(14) | ヴォーカルUのブログ

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 こう見えて…シャウト系ヴォーカル(ΦωΦ)Uの個人的ブログです(ex.NEKOMESHI(222)、XECSNOIN/THE EIGHT/LOW HEAD MACHINE etc…)

ママからの贈り物


Twitterに載せるたび、沢山いいねしていただく炎、肩乗り写真ウインク














度々載せておりますが、炎、実は写メ撮られるのが嫌いで、カメラ向けるとすぐ降りてしまうのでなかなか難しいのですが、小さい頃からよく肩に乗る子で、今も変わらずよく乗ってます(笑)





これだけ見ると、炎ちゃん、私と仲良くておりこうさんなんだな〜と思われるかもしれないですが、




前にも書いた通り、炎は「噛み猫(=よく噛んでくる猫)」ですw





そして、めちゃくちゃ気が強くて、気に入らないことがあったりイライラすると(?)逃げたり隠れたりしないで、堂々と威嚇しながらこっちに向かってきますキョロキョロ





振り払っても振り払っても、しつこく飛びかかって噛んでくる時もある…でも、本気になったらもっと強く噛むことが出来るんだろうし、私(相手)をちゃんと認識してやっているのか、それとも本気で怒ったり怯えたりしていて、度を越してしまってるのか、その判断の一つは爪かな、と私は思っていて。





どんな怖い顔して牙を見せながら向かって来る時でも、私にパンチしてくる炎の爪は、ちゃんと手加減してしまってあるんです。





だから私は多少噛まれても、たまたま爪が当たってしまって引っ掻かれても、限界までは怒りません。反抗期の娘、ぐらいに思ってる。





だけどそれがちょっとヒートアップしすぎてるな、これはそろそろちょっと、やりすぎだな、て時には、当然ですが、怒ります。





犬や猫の躾に苦労されてる方もいらっしゃると思うけど、実は私には奥の手があります。





それは…「シャーブタネコ!!」




いい加減にしないと、そろそろ本気で怒るぞ…て時は、私が急に猫姿勢になって「シャー…」て唸る(笑)




これ、見てると笑えるんですが、炎には的面に効きます。





子猫から少し力がついてきたころに、どうしても飛びかかってきて暴れまくって手を焼いた時期があって、どうしよう…てネットで色々調べたことがあるんだけど、よく載っている躾方法は炎にはどれも効果がなくて。





(猫は絶対、殴ったり叩いたりしては躾けられない生き物です。なので、例えば、無視するとか、猫が落ち着くまでこっちが部屋を出ていくとか。あとは、短い言葉で「あ!」とか「こら!」とか大きな声を出すとかがよく言われる方法です)





その時に、妹が「"シーッ"ていうと効く猫もいるらしいよ!」て教えてくれたので(これ、何故かネットでは出てこない。)やってみたら…炎が的面に反応した!!シー…と言った瞬間、ピクっとして、一瞬固まった…




シー?シ…シ…シーー…あ!!シャーか!!!





その時、なんかピンと来たんです。





これは、シャーだ…猫のお母さんが叱る時の、シャーだ…




これは私の推測なんですが、炎は、保護されてからほんの少しの間だけれど、本当のお母さんと兄弟達と一緒に過ごす時間を与えてもらった。




その時に、お母さんにこうやって怒られた記憶があるのではないかと…




こう言われた時は気をつけないと、あなたの身が危ないですよ、私がこう言った時は、ちゃんと言うことききなさい…炎を産んだお母さんが、これから炎がちゃんと生きていくために、一緒にいられた短い時間に、そう教えてくれたんじゃないかと思うのです。




ありがたい、ママからの贈り物。ありがたい、ママの僅かな記憶。




これは私の憶測でしかないけど、でももしそうだとしたら、とてもとても大切なものだし、感謝している。





なので私は私なりに炎に向き合いますが、





どうしてもダメな時は偉大なるママの手を借りて…私も猫になります(笑)








(ついでに、真面目な話)



余談ですが、とある獣医さんが言っていた。問題行動で相談に来る子は、100%、ペットショップで買われてきた子なのだと。問題行動の相談がきた時、まず「この子はペットショップで買いましたか?」と聞くのだと。答えは「YES」やっぱりな…と思うのだと。




小さい方が売れるからと、生まれてすぐに親から離され、ある犬は床に落とした物を何でも口に入れて飲み込んでしまって、場合によっては手術になるので困っている…というケースでは、その子はおそらく、ペットショップにいる間、成長を遅らせるために十分なご飯を与えられずにケージに入れられていて、いつもお腹がすいていた。そして僅かな楽しみだった少ないご飯がケージの中に落ちてきたらすぐ食べなくては…て思っていたんだろう、そのクセが抜けないのだろう、と。





動物の母は偉大です(勿論人間もだけれど)生まれて間もない子に、短い時間でも沢山のことを教えます。その子が正しく生きられるように…





不幸にも野良猫で早くに親と別れなければならない場合もあるのに、ましてや、人間がそんな不幸な子を作り出し、お金のためにその子を苦しめるのは本当におかしい。その子も苦しむし、飼った人も問題行動はその子のせいだと思って、飼育放棄したり、矛先や怒りをその子に向ける…





動物虐待はもちろんですが、知らず知らずに虐待や飼育放棄の温床になっている「わ〜可愛い〜」「一目惚れしちゃった!」のペットショップの闇にも、目を向けて欲しいです。




「この子は大人しいから飼いやすいですよ」「そんなにお世話かからないです」てことは、絶対にないですから🙅‍♀️。