コスプレの話では無い。

うとうとしてたら、少し昔のことを思い出した。

去年、実習に行った時、とある理由で意志の疎通が難しいご利用者の方がいた。
実習が始まってから一週間程経った後、その方は自分の課題である、個別援助計画立案の対象者となった。

意志の疎通がほとんど出来ないということで、なかなかその方のニーズを探るのは困難だった。ニーズが分からなければ当然、援助計画を立てるのは無理だ。

計画立案も初めてだったし、しかも、その対象者の方が意志の疎通が困難ということで自分は大いに悩んだ。
悩みに悩んで、期限までに出来た計画は、それはそれは酷い出来だったw

そこで指導者の方に提出する際、正直にそれを相談した。

すると、指導者の方は、「その人のことが分からなかったら、その人になりきってみたらいいよ」、と簡単に言った。そう、簡単に。

そこで、自分は物は試しと、自宅でそのご利用者の方になりきってみた。

頻繁に立ったり座ったり、何処に行くという訳でも無く、歩いてみたり。

すると、もしかすると、あの方は寂しくて、落ち着いて居られる場所を探してるのかな、等、色々と閃くことが出来た。

正直に言うと、初めは、ご利用者の方になりきるというのは、その方の尊厳を傷付けるというか、一種馬鹿にしているような感じがしていたので、それも素直に指導者の方にぶつけてみた。

すると、指導者の方は、「もしかしたら、そういう風に思うことは人によってはあるかもしれないけど、ご利用者の方の為に自分が出来る事は可能性がある限りやってみる、最大限の努力をする。それが一番大切な事じゃないかな。」、と、これもまた簡単に言われた。

まさに、目から鱗が落ちる、だった。自分はまだ学生という身だったが、現場の人はこんなにも深く、ご利用者の方のことを考えているのか、と感動した。

自分も経験を積んで、あの指導者の方のようになりたい、いや、ならなきゃダメだね、うん。

しっかし長々と書いてしまった。読む人なんと誰もいないのにwまぁいいや、仕事を初めてからの自分の為に、残しておこう。初心忘るるべからず、ってね。

ああ、眠い。SP総集編かよ。