前回、「食べ物と妊娠力」でご紹介した
「妊娠する力を高める10ケ条」のうち
[1]トランス脂肪酸の摂取を避ける。
[2]オリーブオイルやキャノーラオイル等の不飽和脂肪酸の摂取を増やす。
の説明をさせて頂きたいと思います。
まだ、 「食べ物と妊娠力」 を読んでない方は
是非、読んでみてくださいね。
トランス脂肪酸?
不飽和脂肪酸?
あまり聞きなれない言葉ですね。
でも、とても大事なことなので最後まで読んでくれた方は、
これからの生活?これからの未来?に
きっと良いことが起こると思います!!
だから、頑張って読んでみて下さいね。
では、先ずはじめに・・・
なぜ私たちの身体に、油が必要なのか考えてみましょう。
あなたは、何故だと思いますか?
それは・・・油は私たちの体にとって、絶対に欠かすことができない
大切な栄養素だからです。
私たちの体は約37兆個の細胞でできていますが、
そのすべての細胞が油(脂質)でできた細胞膜で守られています。
さらに私たちにとって大切な 「脳」 は、
その50~60%が油でできているのです。
そのため、体に有害な油を食べたり、偏った油の摂り方をしていると、
脳や全身の機能に悪い影響が出てしまうのです。
その結果、アレルギーや動脈硬化、がん、認知症、不妊症など、
さまざまな病気を引き起こしやすくなると言われているのです。
では体に有害な油や偏った油の取り方とは、
どのようなものなのか,一緒に見ていきましょうね。
油は脂肪酸と呼ばれる成分で作られていますが、
その種類は大きく4つに分類されます。
1つ目はラードやバターなどの動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸、
2つ目はオリーブオイル・ キャノーラ油、ピーナッツ油、
米ぬか油に多いオメガ9(一価不飽和脂肪酸・オレイン酸)
3つ目はサラダ油やマーガリンに含まれるオメガ6(リノール酸)
(ベニバナ油、コーン油、大豆油、ゴマ油、ココナッツ油、ヤシ油、肉類、バター)
4つ目はフラックスオイル(亜麻仁油)や魚の油・しそ油に豊富な
オメガ3(DHA・EPAが多いα・リノレン酸)です。
この4種類の中で、問題視されているのがオメガ3とオメガ6なのです。
何故なら、オメガ3とオメガ6は必須脂肪酸と言われ、
生命の維持に不可欠ですが、私たちの身体の中では
決して作ることができない油だからです。
この二つの油は食事からしか摂ることができない上に、
体内では真逆な作用がある為に、
理想的なバランスというのが決められているのです。
理想的なバランス
「オメガ6とオメガ3のバランスは4対1に摂るのが良い」
とされているのです。
でも、実際の食事は10~30対1のバランスで
摂られていると言われています。
オメガ6は過剰摂取で、オメガ3は摂取不足だというのです。
なぜ私たちは、オメガ6を沢山食べてしまうのでしょうね。
私たちはどんなものからオメガ6を食べてしまっていると思いますか?
オメガ6の油はリノール酸やマーガリンでしたよね?
私たちは大好きなパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子や揚げ物
などから、オメガ6を大量に食べてしまっているのです。
でも・・・必須脂肪酸は体にとって必要なものなんだから良いじゃない?
と、思いたくなってしまいますよね?
でも・・・
私たちが食べているケーキ・ドーナツ・揚げ物には
トランス脂肪酸と言われるマーガリン・ショートニング・ファットスプレッド等が
沢山使われているのです。
トランス脂肪酸ってなに???
いきなり、あまり聞いたことがない「トランス脂肪酸」という言葉が
出てきたので、頭がパニックになっちゃいますね。
・・・なので、ここで少しトランス脂肪酸の説明をさせて下さい。
普通、植物油は常温で液体ですが、植物油に水素を添加すると
マーガリンのように、常温でも固体の状態を保つことができる
トランス脂肪酸が出来上がるのです。
これは、常温でも固まっていることから、硬化油とも言われています。
トランス脂肪酸で作った揚げものは冷めてもベタつきにくい為、
クッキーや揚げ物などはサックリとした食感が残せるようになる他、
半年~1年もの間、作り立ての状態を保てるようになるのです。
ではなぜトランス脂肪酸は体にとって悪いのでしょうか?
トランス脂肪酸は人工的に水素を添加して作る為、
人の体の中で分解代謝することが難しく、
炎症を引き起こす最も悪い油と言われているのです。
トランス脂肪酸は悪玉コレステロールや中性脂肪を増加させるため、
動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、不妊、アレルギー、アトピーなどへの
悪影響が報告されています。
トランス脂肪酸は値段が安いため、加工食品、インスタントラーメン、
パン、ケーキ、ドーナツ、ファーストフードのポテトやチキン、冷凍食品の
揚げ物などに沢山入っているので、
私たちは、知らないうちにトランス脂肪酸を沢山食べてしまっているのです。
またトランス脂肪酸の原料になる
サラダ油などのオメガ6には炎症作用があり
オメガ3には抗炎症作用があります。
なんと!
この2つの脂肪酸には、真逆の体内作用があるのです!!
本来はオメガ6にある炎症作用をオメガ3の抗炎症作用が抑えることで、
体内で起こる炎症を最小限にとどめています。
でも、私たちはサラダ油や加工食品から、
炎症作用のあるオメガ6を過剰に摂取しているのに、
現代人は魚をあまり食べなくなったため、
抗炎症作用のあるオメガ3を十分に摂取できていないのです。
その結果、オメガ6の炎症作用がオメガ3の抗炎症作用によって
抑えられなくなったので、体内では炎症が慢性的に起こり、
動脈硬化やアレルギー、がん、不妊症などを発症しやすくなっているのです。
ですから、私たちは過剰摂取しているオメガ6を控えて、
不足しているオメガ3を摂取することが大切なのです。
オメガ3は抗炎症作用の他に冠動脈疾患や脳梗塞に対する
予防効果も認められています。
また、オリーブオイルとアボカドオイルに60~70%以上含まれるオレイン酸は、
ビタミンEと同じく、抗酸化力の強い油の成分なのです。
そのため、ビタミンEとオレイン酸の抗酸化作用によって油の酸化防止や、
老化や病気の要因である体内の活性酸素を減らしてくれるのです。
もし、活性酸素のことが良く分からない方は、
以前書かせて頂いた 「活性酸素の害」 を読んでみて下さいね。
また、分かり易いように図での紹介もさせていただきますね。
このように私たちは、体の土台となる細胞を傷つける過酸化脂質や、
脳細胞を破壊する神経毒を発生させない為に、
油を酸化させないことが大切です。
この為、加熱調理には、熱に弱いリノール酸や
オメガ3を多く含む油は使わないで、
熱に強い飽和脂肪酸やオレイン酸の含有量が多い、
オリーブオイルやラードを使うと良いでしょう。
長くなってしまいましたが、油に潜む危険性や、
体への重要性を分かってもらえましたか?
油がこんなに怖い物だと思っていなかったかもしれませんが、
次回は、実際にどんな食べ方をすれば良いのか、詳しく見ていきましょう。
長いブログを最後まで読んで下さり
本当にありがとうございました。
皆様が一日も早く
かわいい赤ちゃんに出会えますように![]()
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