花巻東、良く頑張った、お疲れさんでした
東北勢初の全国制覇を目指した花巻東(岩手)
が、23日の準決勝で中京大中京(愛知)に敗れた
150キロ超の直球をもつ大会随一の左腕菊池雄星
君(3年)は背中を痛め、甲子園最後のマウンドで
投げたのはわずか11球。「雄星と日本一になる」
と子どもの頃から歩んできた岩手っ子たちの夢は
かなわなかったが、「雄星と花巻東」の記憶は
甲子園に刻まれた。
試合に敗れ、スタンドの応援団にあいさつした後、
大泣きする菊池雄(中央)ら花巻東の選手たち=
23日、阪神甲子園球場、
菊池君は21日の準々決勝の明豊(大分)戦の途中
で、背中の痛みを訴えて降板した。「声を出すのも
痛い」ほどで、22日は練習を休んで治療に専念
した。それでも準決勝は先発できなかった。
4回裏、2死満塁のピンチで救援し、走者一掃の
三塁打を打たれる。5回には本塁打を浴び、
マウンドを降りた。 1―11の完敗だった。グラウンド
で泣き崩れる菊池君を、中学からチームメートの
二塁手・柏葉康貴君(3年)が抱きかかえるように
支えた。「おまえと一緒に野球ができてよかったよ
ありがとう。ごめん」。大泣きした。小学校から一緒
だった多々野元太君(同)も「雄星がここまで頑張
ってくれたから、自分も甲子園まで来ることができ
た」。目を真っ赤にしながら笑顔で話した。

