ビタミンC

 

ビタミンCは言うまでもなく最も有名なビタミンであろう。

哺乳類の中でビタミンCを合成できないのは人間とサルとモルモットの一部くらいなので、食物から摂取してとらねばならない。

これが健康に役立つという情報は多数あるが、その大きな理由の一つは「活性酸素障害」から細胞を守ることにある。

活性酸素障害の代表例が放射線被ばくに伴うダメージである。

DNAの二重らせん構造は鎖状につながったDNAを、2本でひとまとめにしてねじっておくことで切断されないようになっているが、放射線はこの二重らせんを切り離してしまう。

一過性であればこれは修復されるが被ばくし続けると不可逆的に切断されたままになる。

そして大人であれば影響は少なくなるが、子供は至る所で細胞分裂が活発なため放射線の影響を受けやすい。

このときビタミンCは放射線により電子をはじき出された活性酸素に対し、自分が持っている電子を与えることで、活性酸素を安定した原子や分子に戻し(還元)、ダメージを食い止める役割を持っている。

栄養学の権威であるライナス・ポーリング氏の原点はビタミンCだが、やはり重要な役割を担っている。

 

しかし今世の中に出回っているビタミンCとはほとんどがまがいものだ。

たとえば食品添加物としてのビタミンCはビタミン強化を目的に入れられているわけではない。

内容物の酸化による品質劣化を防止するための食品添加物として加えられている。

だからビタミンC添加だからといってビタミンCが摂取できるわけではない。

残念ながらそのビタミンCはもう既に酸化しているからだ。

結局ビタミンCは、新鮮な野菜や果物から摂取する必要があるという事だ。

栄養ドリンクやビタミン剤、サプリメントなどに頼る前に日頃の食生活を見直す必要がある。

 

<医者いらずの食べ方より抜粋>

 

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