昨朝、仕事の同僚がりんごアレルギーの話をしていた。りんごが大好きなのだが、おととい食べたら胃が痛くなり、吹き出物が出たという。ネットで調べたら自分の症状そのままの事例が出てきたそうだ。
「アレルギーいやだ~」と軽く言う同僚のそばで、おれはひとり暗澹たる気持ちになった。この人はこれから先、いくつものアレルギーに見舞われる可能性が低くないからだ。
りんごならまだいい。小麦や米、牛乳もアレルギー物質になってゆく可能性がある。そうなると、ごはんもパンも乳製品も食べられなくなり、最後にはアレルギー反応なしに食べ物が食べられなくなる。実際にそういう例があるが、それはいずれ断食療法の項で取り上げる。
アトピーはアレルギー疾患のひとつだ。そしてアレルギーと腸との間には密接な関係がある。
腸の炎症から異物、すなわち消化不良の食べ物が侵入し、それが細胞で拒絶される。普通の健康人ならなんでもないはずのものがアレルゲンになるのは、ケガをしている人が塩水に触れると痛いのに似ている。
抗体は体内に侵入する異物に合わせ、生産量が増す。たくさん入ってくる異物に対し、たくさんの抗体で迎え撃つよう変化するのだ。だから反応はだんだん激しくなる。アナフィラキシー・ショックが緩慢に進むようなものだ。
おれの場合は子供の頃から肉類が大好きで、野菜や魚は食べなくても牛肉なら食べる、という食生活をしてきた。そのためか、肉に対するアレルギー反応は強烈だ。
一般に、高等動物の肉ほどタンパク質が複雑な構造になる。また、それゆえ分解の過程が多く、消化不良が起こりやすい。
アレルギーと腸との関係については、久保 裕著『ぜんそくもアトピーも』が詳しくて分かりやすい。
ぜんそく患者に浣腸をしたところ、のべ3000人の患者のうちほぼ100%に改善がみられたことから、腸とアレルギーとの関係に着目した、というもの。今後、同書の引用と自分の経験を照らし合わせつつ、随時説明してゆきたい。