問い合わせが多いのと、色んな所に説明が点在しているので、
現在のメイン商品、丸い形のスポットタイプのHIDライト、
これの大型と中型の違いについて、詳しく書いておきます。
大型にすると、材料費・配送費が高くなるため仕入値も上がります。
そのため、販売価格も1500円程高くなります。
重く、大きくなりコンパクトさが失われます。
そこまでして、大型にする必要はあるのか、ないのか。
今までが説明不足だったのかもしれません。
しっかり書いておくので、ご自身で判断し、ご検討下さい。
↓左が大型9インチ(反射板の直径約25cm)。
↓右が中型7インチ(反射板の直径約20cm)です。
この違いの説明です。
以前にも少し書きましたが、反射板を大きくすると照らせる面は大きくなります。
↓写真がさっきとは左右反対になり、申し訳ありませんが、
右が大型、左が中型です。近くを照らすとこんな感じで違います。
↓遠くを照らしてみました。後ろから覗いた図。
左が大型。右が中型。2台とも89wで統一しています。
多分、言われないと分かりません。
少し離れて見ると分かりません。。。
近くで見てもわからないかもしれません。
これが虫たちに、どのくらい違って見えるのかもわかりません。
同じ威力で、反射板を小さくするほど光や紫外線は凝縮され、多少遠くへ飛ばせます。
光をまとめた分、根元の紫外線量は凝縮しているので強くはなります。(全体量は変わっていません。)
でも、紫外線自体は減退しやすく、目に見えている光ほど遠くへは飛ばせません。飛んでいません。
これだけ考えると中型かな?と思います。が、
山側、反対側から見たら、ライトの根元部分は、反射板の大きい大型9インチの方が大きな円に見えています。
遠くから獲物をおびき寄せるには、最終到達地点を大きなものにすることも大切かもしれません。
遠くまで飛ばない紫外線を遠くへ飛ばそうとしても意味がないのか?
根元の大きさだけを考えると大型かな?と思います。
距離を選ぶか、根元の大きさを選ぶか。
どちらも良さはあるんですよ。
ライトにしたら、ほんの5cmの差です。
この大型と中型の違いに1500円払うかどうか。
そして、重く、持ち運びも少し大変になります。
結果、自分にも分からないのです。
なので、自分で納得して決めて下さい。
という話です。
これから先、結果が出るかもしれませんが、今のところ大きな違いはないと感じます。
それよりも、威力です。
同じ反射板でも、威力を上げると光の線は太くなります。
遠くへも飛びます。紫外線量も増えます。
↓写真が横向きになって申し訳ありません。
直し方が分かりません!このまま行きます。
一瞬、顔、横向けて下さい。左へ。
下が中型45w相当。上が88w相当だったと思います。
威力を上げることで線の太さ、距離はカバーできると思います。
同じワット数での大型化が有効かどうか?は、
まだ根拠がない話なのです。
威力の弱い表記55w(実測45~50w相当)で大型・中型と言っていては駄目です。
55wで大型は売りませんし、今までも一度も売ってきていません。
55wでは威力が弱く、素人は山までの距離も遠くに構えがちです。大型では効果的な光を届けられなくなる可能性があります。
55wなら中型でいきましょう。多少なりとも、飛ばすルートを絞って効果的な波長を遠くへ届ける作戦です。
55wでは大型にする意味は、全くないと思います。
なぜ、こうなったか、大型がなんとなく人気がありそうなのか、経緯を説明したいと思います。
先ほども、少し触れましたが、3年くらい前は55wの7インチ中型ライトがメイン商品でした。
本当に威力の高い55w以上の商品がなかったためです。
その頃は大型も流通していませんでした。
誰一人売る人はいませんでした。
なるべく簡素に書きます。
威力の強い、本物の100wのライトを作りたい!
しかも、見た目も大切なのでライトの枠の中にバラストを入れたい。
と、情熱を持って試行錯誤していたのですが、中型7インチライトの枠内に入るバラストは見つかりませんでした。
それなら、重くなってもいいので枠を変えよう。と思い、大型9インチに変更したのですが、それでも100wバラストは入らない。
結局100wバラストは諦めて、少し小さな75wバラストを入れた訳です。(この75wバラストもたまたま見つけました。
偽物の70wを改造しようと思い75wも試していただめです。以前のブログを追っていくと流れが分かると思います。)
で、大型75wライトの完成です。
この威力が想像を超えていました。
今までの55wが45w相当だとすると、1.66倍。
MGM浅井さんや、かくがりさんにTwitterで広告までしていただき、知名度も上がりました。
しかも、インセクテック安達様がたった1灯火でライブ配信で威力を証明して下さったのです。
その時の動画です。
後で編集して上げた動画ではなく、
獲れるかどうかわからない状況ですが、今から行って生配信します!
しかも、電波の届く所で。という凄さ。
大体山奥へ行くと電波届きませんからね。
こんな限られた条件で、たくさん飛んできただけではなく、見事オオクワガタも飛来。
高出力=大型だったのです。
高出力は大型しかなかったのです。
そこへ、一年前に、バラストを外に出した7インチ高出力タイプを新たに追加した訳です。
これでイケると。故障にも対応できると。
バラストも防雨で雨に濡れても大丈夫ですし。
で、ここ一年、この中型高出力タイプを量産している訳です。
こんな流れです。
55wしか流通していない時期からチェックしていた方なら何となく流れが分かるかもしれませんが、この夏に初めて知った方には分かりづらかったかと思います。
同じくらいのワット数で、かつ、ケルビン数も一緒にして、7インチと9インチを両方持っている方は限られています。
どちらが良いかなんてまだ答えは出ていません。
(花さんは大型と中型合わせて3台あります。
ブログに体感が出てくるかもしれません。)
レアですが、絶対に有効だというケースは、山までの距離が中型55wや、75wで十分届いているという状況で、(たくさん捕れているということが体感できていて、)これを88wや100wへ変更する場合には、もう、そこでは距離を稼いでも仕方ないので、多少なりとも枠を大きくして光の線と根元を大きくしましょう!という場合だと思います。
とにかく、最初の一台を購入する時に、何となくで大型化するのは控えましょう。
ここまで話しましたが、最後は自分で決めることも大切です。
人の話も半分程度に聞きましょう。
一人が言っていることは間違っているかもしれません。多角的に分析を。
自分のために、色んな情報を集めましょう。
自分で決めた意思は尊重します。
決して高出力タイプでの大型化を否定するものではありません。
↓中型高出力ライトとJapanis gp30が入るケース。(三脚は入らない。)