5人の絆。
「記憶」
なんでだろう.......
心にポッカリ穴が開いていつもみたいにできない。
いつもみたいってどんなんだっけ?
俺、いつも何してたんだっけ?
笑顔も、ここ最近笑ってない。
本気で笑ったのっていつだ??
心になにかつっかかりがあるのにそれが取れないもどかしさに苛立ちが.......
.....はぁ~なんかもう考えるの嫌になってき
と、
突然、涙が溢れてきた。
なんで....なんで涙が...
拭いても拭いても出てくるこの涙は何?
心が苦しいよ........
肩を上下に動かしながら泣いていると
男の人が部屋に入ってきて問いかけてきた。
「---どうしたんです?!」
男の人が彼の顔を覗いた。
すると、彼は男の人のジャケットを掴み顔を埋めた。
「ねぇマネージャー.......俺はどうしてこんなに苦しいの?」
そういうとマネージャーの男の人が言った。
「.....忘れてしまったんですね」そういう男の人の言葉に彼はふっと顔を見上げた。
「........どういうこと?」
「.....」
一言発しただけで黙ってしまった。
「ねぇ?何か知ってるの?」
「........」
「マネージャーさん.........教えて?俺、なんでこんなに苦しいの?」
「.........」
「------加藤さんっっ!!」
何を言っても黙ってるマネージャーに大声を出してしまった彼。
濡れた瞳でマネージャーを見つめる彼に意を決したのかようやく口を開いて言った第一声は..............
「---分かりました。あなたには知る権利がありますしね......」
マネージャーさんは何か知ってるような口ぶり。
「教えてくれるの?」
そういうと顔を見て頷くマネージャー。
「その前に、仕事しましょう。もう収録始まりますよ?」
「あ、うん」
ほんとはすぐ教えてほしかった。
今、俺の周りで何が起こってる?