何回もコースを走って順序も覚えてひととおりはできるようにはなったけど、公道を走るときを想像すると少し震える。大型どころか、400クラスのバイクも安全に運転できる気がしない。「クリアできればなんでもいい」と言えるのは、卒業後も教えてくれる家族や友達がいる人だけだと思う。応用力を上げようと1速でクランクを通過する教官の指示に従ってみる。どうしても途中で失速する。低速の維持という観点で見れば、一本橋のようだ。


一本橋はアクセルを開きながらリアで調整をかけていくけれど、クランクはアクセルを開かないから、クラッチをいったん強くつかむと減速しすぎてしまう。やむにやまれずアクセルでブーストするのをつい前ブレーキで抑えようとすると前が沈んで転倒という筋書きが見える。


途中で漕いでバックしたり、足をついたりして転倒は回避する。2速にすると雰囲気で走り切るんだがな。入るときの速度がそもそも遅いと言われる。半クラッチを切りすぎない加減、意識して練習。



ところで、教習所に来る前のできごとを少し。通勤用の自転車を停めている駅の駐輪場のゲートに磁気カードの定期券が反応しなくなってしまった。管理会社に電話しても土日だからか、誰も出ないし、そのまま時間制のチケットを買うのも不愉快だったので、教習所まで自転車で行くことに。


距離は23㌔ 、時間にして2時間弱。これくらいはわりと普通に乗る。前に通勤でそれくらいの距離を乗っていたので慣れている。現在の職場は家から35㌔。自転車だと余裕を持たせて3時間の道のり、往復6時間はさすがに許容範囲外で、バイクだったら1時間未満に収まるのではと甘い期待があったが、そう簡単でもなさそうだ。


不思議なのは、なぜ一般にバイク通勤35㌔を遠いと思われているのか、ということ。自転車なら2時間はよくて、バイクには長いってどういうことなんだろう。自転車のがあきらか自分の体力を消耗するし、座面は固いし、振動ももろに腕に伝わる。バイクって、ただ座ってるから長いとたいへんなのかしら。それとも、スピードがあるから注意力の維持という面でたいへんなのかしら。


長い距離なら、駆動力のあるバイクに乗ったほうが楽なはずなのに、でも違う。バイクはスピードも重さも、操作もあって、道具として使いこなすのが難しいのだ。簡単そうに見えているのは、技術のある人をみているからに過ぎなかったのだった。


自転車に戻ると、最近は長所しか見えない。取りまわしがいいし、燃費はいいし(無料)、転倒しても壊れない。歩行者と同じく川べりの道など自然豊かな気持ちのいい道が走れて、渋滞もない。よりよいライドを求めてハイスペックな車体を求めると、たとえば、SPECIALIZED というブランドには200万円のロードバイクがあって、こういうのをお金を持っている普通のおっさんが趣味で買ってカスタムして乗ってる。自転車もそんなに舐めたもんでもないのだ。


と、弱気になってはいけない。両方乗れたに越したことはない。


話もどって、考えてみれば、自転車で25㌔程度を走れるようになる過程もあった。片道15㌔が体力的にもつかどうか心配しながら乗りはじめ、転職をして25㌔にそれが延び。そういう距離が延びていくプロセスをバイクとともに歩んでいくんだなと思う。途中で怪我をしなければいい。安全に乗れるようにまずは停止と右左折はしっかり。坂道の練習も。教習所だけの練習じゃ足りない、まずバイクを身近においておかないと。


というわけで、6ヶ月契約でバイクのサブスクを決めました。購入じゃないです。大型の可能性も見すえて、コストはかかりますが機動性を維持しました。車種はYAMAHA のトリッカー。もうちょっと話が進んだら、まとめて報告します。


ではまた!