南北戦争
Down By The Riverside
この曲は、彼女たち...
2018年ローズパレードより
京都橘高校吹奏楽部のマーチングオープニング曲でもあります。
橘ファンの方なら、だれでもご存じ。
軽快なSwing Jazzナンバーですよね。
アメリカ人なら誰でも知っている国民的な代表曲でもあります。
ワタクシもJazzは好きで、この曲大好きです！
そして...彼女たちが奏でる元の曲は、こんな感じ...
この動画は、本場アメリカのニューオーリンズから
エリオットおじいさん（有名人？）の動画です。
でも、この曲...
歌詞の内容は、南北戦争直後の黒人さんの心情を歌った曲なんです。
”I ain't gonna study War no more"
(戦争なんて、もうこりごりだ！）
この曲に繰り返し出てくるフレーズです。
このフレーズ以外のフレーズは、聖書からの引用で、宗教臭い曲でもあります。
《南北戦争》
アメリカの唯一無二の黒歴史的な内戦です。
あのリンカーン大統領率いる黒人の奴隷解放を掲げた北軍とそれに対抗する南軍
あのハリウッド大作「風と共に去りぬ」の舞台になった戦い。
南北戦争以前のアメリカは...
アフリカ大陸から奴隷売買で強制的に連れてこられた黒人たちは...
そりゃひどい扱いを受けていました。
むかし、アメリカのテレビ映画で「ルーツ」っていう黒人奴隷を題材にしたドラマが話題にもなりましたが、黒人がどんな扱いを受けていたかというと...
具体的にはとても言い表せない...畜生以下、いやいや虫けら以下の扱いですよ。
虫けら以下だから、なぶり殺しても罪にはならない...
そんな時代でした。
ワタクシたち...
ゴキブリを殺虫剤で殺しても罪にはなりませよね...
そのレベルというか...そのレベルの意識ですわ。
でも、黒人の皆さんは...
そんなとても言葉では言い表せない辛い辛い時代でも、自分たちのMy Soul（歌）だけは捨てませんでした。
その歌が、その後のJazzの発祥ですしね。
そんな重いつらい経験の歌をこんな軽い感じのSwing Jazzにしちゃうって...
黒人の皆さんは、なんてポジティブな人たちなんでしょう！
でも、未だに黒人の人種差別は根強く残っています。
時折、アメリカからの報道で、白人警官による黒人の扱いがクローズアップされますよね。
オリンピックを思い起こしてください。
水泳のアメリカ代表選手...
ほぼ黒人さん...いないですよね。
黒人さんたちは、人種的に”水泳”が苦手で泳げないわけではありません。
それは、黒人は白人と同じプールに入れないんですよ。
今でも...
だから、白人と同じはおろか...そもそもプールに入れてもらえない。
冬季オリンピック
スケートフィギュア
ほぼというか黒人さん皆無ですよね。
これもプールと同様にスケートをさせてもらえない。
おそらく、これはアメリカだけの扱いではなく、
ヨーロッパでも同じなんじゃないかな？
だって、ヨーロッパにも相当数の黒人移民がいるんだもの。
サッカーW杯でも大活躍だった
フランス代表：ムバッペ選手
彼の家庭もアフリカからの移民。
彼...サッカー以外に学問でもチョー優秀なんだよね。
ご両親が、大きくなっても差別を受けないようにと
いろいろ学習させたんだって。
彼も幼少期からの差別に言及しているしね。
...またもや、いつの間にか当初のテーマから
斜め上路線に行っているので...
Down By The Riverside
軽快なノリノリのSwing Jazzな曲も
実は、アメリカの黒歴史を含んだ重いテーマなのであった...
そして、ロシアとウクライナの戦争
決して対岸の火事ではありません。
やけくそになったプーチンが北海道に攻めてくる可能性だって捨てきれません。
台湾や尖閣諸島など...
きな臭い情勢もあります。
我々は先の大戦で...
これでもかっていうくらいのstudy(経験)をしています。
だからこそ、我らも声を大にして言いましょう！
”I ain't gonna study War no more"
これを言いたかっただけw
終わりw