まだ吉行淳之介がらみの本、読んでいます。
氏が亡くなって最初に名乗りをあげるように
思い出をしたためた彼女さんの本は3冊。
読み終えました。だんだん読むに堪えなくなり
最後はパラパラッでおしまい。
恨み言や 自慢話は勘弁です。
本妻さんや事実婚の相手のことを
貶めるような記述も みっともない。
次に、本当は愛していたのかわからない
なんて書いていらした別の彼女さんの一冊。
記されているだけで氏の子を3度も授かり、
うち2回は独りで決めて独りで行動した。
三度目には打ち明けて、けれどそれは
吉行氏との別れの決意でもあった。
別の人と結婚し、氏との子を育て上げた。
こういう人生って……あるのね。
さて、世間で最も知られていたはずの
女優さんとのあれこれ。
この女優さんも子を授かり、けれど
産み育てることはなかった、そのことを
淡々と描いていらした。
病院で、麻酔から覚めて起き上がろうとして
起き上がれなかった、そのとき傍らにいたのか
吉行氏が「僕が抱いていきます」と
病室へ抱きかかえて連れて行ってくれた。と。
その後、あの「ねむの木学園」の活動に
のめりこんでいったようだ。
宮城さんは吉行氏との間の子を
産み育てることはあきらめても、
血のつながらない子どもたちではあっても、
まるで わが子のように見守りはぐくみ
愛情を注いだのだ。
氏をめぐる女性たちの本を読むうちに
怒りでいっぱいになった。
吉行淳之介という人は避妊をしなかった。
なぜ?
知らなかったわけないよ。
行為に及べば可能性はあると、考えることは
なかったのか。
女性たちも、無防備すぎる。
あぁ、でも、時代が時代、だったのだろうか。
ピルなど なかった時代?
男性に 女性から「避妊して」と言うのは
タブーだった時代?
怒りとともに哀しみも押し寄せた。
まだ本妻さんの一冊は読んでいません。

