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【思い出したら書いてみるね】

思い出さなかったら書かないよ

クッタクタです。


息子たちは部活の皆と顧問の先生方と

大型バス2台での行き帰りでした。


私は行きも保護者用応援バスではなく、

(前日から新幹線で東京に入っていたしね)

帰りも新幹線。


バスはね、台風の影響で、どこだかが

土砂崩れで通行止めになってたとかで、

予定よりも2時間ほど遅れての到着。

って、連絡網が来たらしい。

そのころ私は新幹線に乗ってたから、

詳しくはわからないのだけれど。


で、21時40分には帰宅して

シャワーを浴びてビール!…をガマンして

(だって二男をクルマで迎えに行かなくちゃ)

夫は、「眠いから先に寝るからね」って寝てるし。


コンクールですか? 

ん~。


なんつうか。


ぐやじい。


大会は、

やはりホームの強み?

埼玉勢が金賞を総なめのように

かっさらって行きました。


二男たち、すっごい良かったんだけどなぁ。




おつかれさま。


午前0時過ぎに帰宅して

明日の準備をして、

コテッと寝ました。


可愛い寝顔だにゃ~。

明日、台風の影響すさまじいみたいだけど

二男の中学校、運動会なんっす。

ギリギリ、雨ふりには ならなそう?


やるのかなぁ、運動会。あのね、実は

来賓祝辞 なるものを頼まれております。


んで、ずぅっと

校長センセたちと一緒のテントに

居なければならんのです。が


先日、書いた、

急逝した仕事仲間の「お別れの会」が

夕方からあるので、

運動会は昼に出される豪華弁当(!)を食したら

そそくさとフェイドアウトして、

一旦 帰宅してシャワー浴びて着替えたら

東京に向かいまぁす。


なにせ、業界人たちの集まりなもので

仕事にも関わります。

また東京でのお仕事、増えないかにゃ~

などと不埒な思いを隠しつつ、行きます。



そして翌日は

二男の所属する部活の

ちょっとすごい大会(=コンクール)です。


県大会で金賞だったので、

さらに先まで駒を進めることとなりました。


その応援に、行くの。

もしそこも通ったら、

ジャジャジャ~ン、夢の全国大会?!!


あぁ~、ドキドキッ!



というわけで、

はちゃめちゃな土日になりますが、

今からワクワクッ♪

一つだけ悲しいのは

明日、あさってとピグやピグライフが

出来ないこと。


シクシク。


はっ!

祝辞まだ な~んも考えてないや^^;

どうしよ。

なんとかなる、か。


運動会?祝辞? なにそれ


スミマセン、

一泊の旅の準備で心おどってます。


最後の一冊


大塚英子 「『暗室』のなかの吉行淳之介  通う男と待つ女が織り成す極上の人生機微と二人の真実」




この方は吉行氏の死後

最初に本を著して、その後、

別の愛人さんが一冊、出版なさった。


それから数年の間に

この方、ほかにも三冊。

宮城まり子さんが一冊、

奥様が一冊。


で、最後の最後に、また

最初に出てきたこの方が。


何ページか読んで すぐ思いました。

ははん、こう来るわけですね。


これまで、

氏との関わりをそれぞれの女性が書いていましたが

どなたもが性的なことはオブラートに包んでいらした。

本妻さんなど、まったくそのことには触れていない。


けれど、とうとう、この方は

やっちまったね。


もう、こういうことを書くしかなかったのですね。



初めての時に

吉行氏は胎内に留まったまま3回も達し、

自分も5回くらいまでは意識があったのだが

失神を繰り返し、わけがわからなくなった。


二人は全裸で部屋中を転げまわり、

互いの精根の極限までぶつけ合った。


彼には根強い「無毛願望」があった。

それで、大変に彼は喜んだ。

(つまり彼女は自分のは薄いと言ってるのね)


ズボンのベルトで打たれた、その後

肌に浮かぶ傷を吉行は唇や舌でなぞった

といった表現まで。


大人のおもちゃのことも出てきます。


この二人は

何より性的な結びつきが他の誰よりも

濃く固かったのでしょうね。

からだが合うって、素晴らしいことだものね。


大塚さんは氏を「ボクちゃん」と呼び

吉行氏は甘える。

半ば幼児プレイ的な内容も。


こういう男性、居るよね。

あまえんぼサンになる人。




39ページにあった見出しには寒くなりました。

「堕胎を隠して抱かれた長い夜」


あぁ、この方もそういう経験をなさってたのね。

ほかの愛人さんたちと同じように。


けどね、違ってたのは、

手術を終えたその日に氏を受け入れている。

すごいね。

もちろん、吉行氏は知らなかったわけです。

昼間に堕胎してきただなんて。


五時間も六時間も吉行はベッドで

私に満月のような大量の液体を放出させ、颯爽と帰っていく

……などという記述には哀しくなった。堕胎当日なんですよ。


しかしながら、

この大塚英子さんは、したたかです。


さりげなく

ご自身が魅力的であったことを披歴なさっています。

石原裕次郎に想いを寄せられたこと。

そのことで氏が嫉妬心をチラと うかがわせたこと。


「エーコがいないとオレ死んじゃうからね」

と繰り返し吉行氏に言われたこと。



氏が訪ねてくるという日には

氏と居る時に

トイレに絶対に行かないために

飲み食いを一切せず迎えたという

そこには驚きました。


吉行氏の入院に際しては、願掛けで

タバコ、コーヒー絶ち をした、

そのあたりは、わかりますけれど。


タバコ吸ってたんだね、

(kissのとき、おいしくないと思うんだけどなぁ)





「エーコは、ボクの『手活けの花』だからね」

こう言われた、と サラリと書いていましたけれど

本当はショックじゃなかったのかしら。


「手活けの花」って、

芸娼妓などを身請けして妻妾としたもの

という意味なのだそうです。



後半、

大塚さんは、言い訳のように

何度も何度も書いていらっしゃる。

吉行氏が言ったのだ、自分は その言いつけに

従ったのだ。


「キミには役目があるんだからね。

ボクにキミがいてくれたことを、書いてくれ。

キミにしか出来ないんだから、ね、たのむよ。

コワイから切るよ」


入院先からの電話。

コワいから、というのは宮城まり子さんのことだという。

彼女を「M女史」と呼び、

吉行氏が決して愛情を向けていなかったことを

それとはっきりわかるように大塚さんは書いています。



「ボクにエーコがいてくれたことを、

世に伝えてくれ、たのむ」

これは私のことではない。吉行の意志なのだ。


ん~。

本当に、そういうことを吉行氏は言ったのだろうか。

誰にもわかりません。


他の3人の女性の書かれたものを読めば

それぞれに愛された記録となっているのですし。


こんなことも書いていた。

「40年もの、30年もの、20年もの」

絶対に籍は抜かないと頑張っていた本妻さんが40年もので、

なぜ結婚してくれないのかと迫り続けたM女史が30年もの、

大塚さん自身は20年もの、ということらしい。




平成6年7月26日午後6時30分永眠。

吉行氏は死後、10分かけて大塚さんのもとに

やってきたそうです。

氏が和光で選んでくれたお気に入りの時計の針が

その日の6時40分に止まって、

それっきり動かなくなったのだそうです。


でね、最後のページ。


平成11年5月に宮城まり子は

「吉行淳之介文学館」をつくった

和風の庭に、モミジとしだれ桜だけを植えたと

誇らしげに語っている新聞記事を見た。

彼はモミジもしだれ桜もキライではなかった。

しかし、吉行が一番好きだったのは、

真っ白い辛夷(こぶし)の花だったのである。


モミジとしだれ桜を

本妻さんと宮城さんに なぞらえているみたい。

そして、白い辛夷は、ワタシよぉ!って

そう言っているみたい。

始まりは、

吉行41歳、大塚英子28歳 

亡くなるまで28年間のおつきあいだったそうです。


溜息。

吉行淳之介の死後、著された

本妻さんの一冊。

過去を懐かしむような一冊です。


本当に一冊っきり書いていらっしゃらない。


それは他の「愛人さん」たちのそれと

比較にならないほど薄くて、それでも

読後感は何かスッキリとした印象でした。


何人もの女性が氏の周辺に見え隠れし、

いく人かについては名前までわかる。

氏が出かけていく先にそれらのなかの

誰かが居る、わかっていて送り出す。


嫉妬とかそういう類の感情が

なかったはずは無いのに、

読んでいると何故だか

平常心をどうしてこうも保てるのか

と、不思議でしかたない。


けれども、

「あじさいの人」と書かれている女優さん、

彼女とのことだけは、どうしても

我慢ならなかったようで、そこにだけ

情念のような渦巻くものを感じました。


とはいえ、実際に吉行氏は家を出て行った。

その女優さんと暮らすために。

その後のことは殆ど書かれていません。


氏と知り合い、懇意になり、入籍し、

一緒に暮らしたほんの僅かな年月を

いつくしむように大切に書いている。


興味深かったのは

氏が生前、自分が亡くなっても

あとから「記念館」といった種類のものは

絶対に建ててくれるな、と奥様に

言い残していたという記述。


宮城まり子さんは、吉行氏の死後、

あちこち奔走して、彼の記念館を

想いをこめて建てました。


氏は、本当は、どう考えていたのでしょう。


それとも、相手によって考えは変わるものの

そのときそのときは、本当に本気で

向き合っていたのだろうか。


なんつう男。



でね、

これでおしまいと思っていたら、

最初の彼女さん、また一冊、書いていた。

まるで、

別の彼女さんや、宮城まり子さんや、

最後に出てきた本妻さんの一冊に

対抗するかのように。


トリはワタシなのよ! と言わんばかりの

気の強さを

多少 不快感を持って受け止めつつ

これから読んでみます。

(パラパラッになっちゃうかな)