<続き>



他にも

そんな世界目立ってなんぼや

とか

実力だけやなくて運もいるし、自分で運を掴みに
行かなあかん

などと言う話をされました。



頭に鉛玉でも
喰らったかのような
衝撃がありました。

まさに
その通りだったからです。

口先で
「なりたい」
というだけで
実際問題何もしていません。

大学を調べるわけでもなし、
どんな劇団があるかを
知っているわけでもなし。

ここで、
好きなことなら
どんなことでもやってみせる
等という薄っぺらい自信は
音を立てて
崩れ去っていきました。


今の自分に何があるのか?

何もないではないか。


気付いた私の目には
涙が浮かんでいました。



中途半端



それが今の私です。


「…まぁ、頑張るわ」

と一言残し、
私はリビングを後にしました。

自室に戻ると
溜めていた涙が
頬を伝いました。


悔しい、とも
悲しい、とも言えません。


自己嫌悪


そう表すのが
一番いいのかもしれません。





この父の話を期に
少し自分を変えようかと
思います。

いきなり
完璧な人間なんて
到底無理です。

だから
少しずつ、
少しずつ、
なにかやって