Cell Block Tango / Chicago


アナウンサー :
お次は、クックカントリー刑務所の愉快な女殺人犯6人組がお送りします
独房棟のタンゴです


リズ : パチン!
アニー : 六人
ジューン : パシャン
ハンヤック : アー、アー
ヴェルマ : シセロ
モナ : リプシッツ!


全員 :
当然の報い
当然の報い
全部あいつが悪いのよ
あんたがもしあそこにいて
あたしと同じものを見たら


ヴェルマ : 同じようにするに決まってる!


リズ :
誰かのちょっとした癖が人の気を滅入らせることってあるじゃない?
たとえばバーニーよ バーニーは風船ガムを噛むのが好きだったわ
ううん、噛むことよりも、パチン!って割るのが好きだったのね
あの日家に帰って来たとき、あたしほんとにイライラしてたの
でもなんとか気を静めようとしてたわけ
そんなときにバーニーはソファに寝転がって
ビールを飲みながらガムを噛んでた
違う、噛んでたんじゃないわ、パチン!よ
だからあたし言ったの
「あんた、もう一回そのパチンをやったら…」
そして彼はやった
だからあたしは壁からショットガンを取り上げて
警告の意味で二回撃ってやったの
…彼の頭めがけて


全員 :
当然の報い
当然の報い
全部あいつが悪いのよ
あんたがもしもあそこにいて
あたしと同じものを見たら
同じようにするに決まってる!


アニー :
あたしがソルトレイク出身のエゼキエルと会ったのは二年くらい前
彼は独身だって言ってたわ
あたしたちはすぐに打ち解けて、
そして一緒に住み始めた
彼が仕事から帰ってくると、
私はドリンクを作ってあげて、それから一緒に夕飯を食べるの
でもあるとき知ってしまった
「独身」って彼言ったじゃない?
独身ってね、バカみたい
彼は結婚してたわ それどころか
六人も妻がいたの、モルモン教徒だったのよ
そしてあの夜、彼が帰ってくると、
私はいつものようにドリンクを作ってあげたわ
そういえば、ヒ素を飲むと死んじゃう人もいるみたいね


全員 :
当然の報い(パチン、六人、パシャン)
当然の報い(アーアー、シセロ、リプシッツ)
あいつは美しい花を摘み取って(パチン、六回、パシャン)
都合良く利用して、踏みにじったのよ(アーアー、シセロ、リプシッツ)
殺しはしたけど、罪じゃない!(パチン、六人、パシャン)
(アーアー、シセロ、リプシッツ)


ジューン :
あたしはキッチンに立って夕飯のチキンを切り分ける
その間も仕事のことで頭がいっぱい
横で夫のウィルバーは嫉妬の嵐に駆られて喚いてる
「牛乳配達の男と寝たんだろ」って
彼は狂ったように叫び続ける
「牛乳配達の男と寝たんだろ」
それから彼はナイフめがけて飛び込んできたの
彼は10回ナイフとぶつかったわ


全員 :
あんたがもしもあそこにいて
あたしと同じものを見たら
同じようにするに決まってる!


ハンヤック :
Mit keresek, én itt?
Azt mondják, hogy a híres lakem lefogta a férjemet én meg
lecsaptam a fejét.
De nem igaz, én ártatlan vagyok.
Nem tudom miért mondja Uncle Sam hogy én tettem.
Probáltam a rendõrségen megmagyarázni de nem értették meg.


ロキシー : それで、結局やったのね?
ハンヤック : アーアー、無罪なんです!


ヴェルマ :
妹のヴェロニカと私はコンビを組んでショーをしてたの
私の夫のチャーリーも興行の旅について回ってたわ
ラスト・ナンバーでは私たちは
アクロバティックな技を20も続けて披露するのよ
1、2、3、4、5、開脚、大の字、とんぼ返り、逆とんぼ返り、こんな感じで次々やってくわけ
あの夜私たちはホテル・シセロにいたの
三人とも酔っ払って笑い合って
そのうち氷を切らしちゃったから私が取りに出た
戻ってドアを開けたら、ヴェロニカとチャーリーが
披露してくれていたのよ、17番の技、大の字を
それで、あたしショック状態になっちゃってね
完璧に気を失っちゃったから、なにひとつ覚えてないの
それからしばらくたって
手についた血を洗ってるときに
ようやく二人が死んでるのに気付いたのよ


全員 :
当然の報い(当然の報い)
当然の報い(当然の報い)
何から何まであいつのせい(何から何まであいつのせい)
あたしは何もやってない(あの子は何もやってない)
もしやってたとしたところで(もしやってたとしたところで)
あたしのどこが悪いっていうの?


当然の報い(当然の報い)
当然の報い(当然の報い)
何から何まであいつのせい(あいつは美しい花を摘み取って)
あたしは何もやってない(都合良く利用して)
もしやってたとしたところで(踏みにじった)
だれがあたしに言えるの(確かに殺しはしたけど)
あたしが間違ってたって?(あれは罪じゃない)


モナ :
私はアルヴィン・リプシッツを愛してた、言葉で言いつくせないくらいに
彼は本物のアーティストだった
とても繊細な人だった、絵描きだったの
彼はいつも自分を見つけ出そうとしていた
自分を探して毎晩出歩いていたわ
そしてその道の途中でルースを見つけたのね
あとグラディスとか、ローズマリーとか、アーヴィングとかを
私たちの関係が終わった原因は結局、芸術観の相違って言えると思う
彼は生きることの中に彼自身を見出していたけれど
私は、死のなかに彼を見出したの


全員 :
あの汚いろくでなし
あの汚いろくでなし


当然の報い(当然の報い)
当然の報い(当然の報い)
当然の報い(当然の報い)
何から何まで(何から何まで)
あたしはあいつに利用された(あたしはあいつに利用された)
あいつにいいように使われた(あいつにいいように使われた)
だれがあたしに言えるの(だれがあたしに言えるの)
あたしが間違ってたって?(あたしが間違ってたって?)


当然の報い
当然の報い
全部あいつが悪いのよ
あんたがもしもあそこにいて
あたしと同じものを見たら
同じようにするに決まってる!


リズ : もう一回そのパチンをやってみな!
アニー : 独身、バカみたい
ジューン : 10回よ!
ハンヤック : Miert csukott Uncle Sam bortonbe.
ヴェルマ : ナンバー17、大の字
モナ : 芸術観の相違なの


リズ : パチン!
アニー : 六人
ジューン : パシャン
ハンヤック : アー、アー
ヴェルマ : シセロ
モナ : リプシッツ!




原詞(Lyricwiki)