アンデス山脈の標高約5000mの高地にアルマ望遠鏡

南米チリのアンデス山脈の標高約5000mの高地に建設中のアルマ望遠鏡が、日本と欧米の共同プロジェクトとして進んでいますが、2013年の10月頃には予定している66台の高精度パラボラアンテナの設置が完了するということで、今後の宇宙の研究に大きな期待が寄せられています。

以前テレビの時メインテレビ番組で紹介されているのを見かけたことがあるのですが、合計66台からなるアンテナを活用してミリ波・サブミリ波領域で世界一の分解能・感度を持ち信頼性の高い観測結果を得ることができるとされています。

宇宙で観測しているハッブル宇宙望遠鏡とは用途が違うのでしょうが、日本・台湾・アメリカ・カナダ・ヨーロッパの国際共同プロジェクトとして、この先大きな活躍をしてくれるでしょう。

銀河の形成、星と惑星系の形成、宇宙における物質進化などを解き明かすのが目的のようで、南半球のチリというその位置からして大マゼラン雲や小マゼラン雲など南天の天体の観測にも適しているのだそうです。