運命の出会いはオレが21歳で

ママが17歳の高校生だった。

オレは早生まれなので学年的には

五つ年下だった。

第一印象は、

「若くて可愛いなあ」程度だった。



ちゃんとした恋愛が無いオレは、

まあ、彼女は高校生だし

オレなんかすぐ飽きられるんじゃね?

とか思ってた。

まさか生涯を共にする仲になるとはね。

そのオレより若いママが

余命宣告されるとはどんな悪夢か。

毎日想像してしまう。

ママの居ない世界...

考えたくも無いし有り得ない。

去年あたりにママからこんな事を言われた。

「パパの1番の苦しみは、

私が苦しんで先に居なくなることだよ」

その通りだ。

自身の痛みよりも最愛の人の存在が

無くなることの方がオレのダメージは

相当でかい。

「パパのことは何でも知ってるんだから」

ママには全て見透かされていた様だ。

いまは強く希望を持って接していくが、

願わくば、悲しい結末は避けたい。

こんな歌の様に



浜省は好きだが、

この歌はあまりにも切なすぎる。