ハワイアン料理店について思う

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自然哲学なるものを自然科学から完全に引き離すということが、自然科学にとっては何の利益でもなく、而も自然哲学にとっては甚だ不利益であった。之と同じに又、自然科学をそのままの原理だけに立脚して、拡大延長したものと考えられた処の――前に云った――かの自然哲学は、本来自然哲学にとっては何等の利益でもなく、而も自然科学にとっては極めて大きい不利益であるだろう。吾々はオストヴァルトのエネルゲティークやヘッケルの進化論的俗流宇宙論に対して、それが観念論であろうと唯物論であろうと、正に外ならぬ自然科学の信用のためには、之に一定の限界を教えねばならない。自然哲学を自然科学に対する無縁な対立物[#「無縁な対立物」に傍点]――併し元来そういう概念はあり得ないのだが――と見ることが誤っていたと同じに、之を自然科学の自己同一的[#「自己同一的」に傍点]な拡張と考えることも亦誤りである。自然科学は自然哲学に対して、機械的な対立[#「機械的な対立」に傍点]をなすのでもなく、又自己同一的な一致[#「自己同一的な一致」に傍点]をなすものでもない。――両者の関係は正に弁証法的[#「弁証法的」に傍点]に把握されねばならないものである。