私が最初にかかった大学病院での手術方法は、直腸と膣を繋いでしまっている穴の周辺組織を大きく切除し、直腸側は外科医が、筋組織と膣側は産科医が縫合するとのことでした。




手術前後は便の排出を止めるために絶食期間を設けるか、ストーマ(人工肛門)を付けるか。
外科医の先生曰く、直腸膣瘻でこの病院にかかる患者さんは数年に1人いるかどうか。
手術経験もあまり無い様子でした。




再発率は大きく見て5割程度。




他の病院のサイトで見ると、筋肉を移植したりと再発を防ぐために色々試行錯誤しているが、この病院でできるのは一番シンプルな方法と言われました。




絶食しても便は出るようなので、だったら人工肛門が確実なのかと思いましたが再発を考えると負担が大きすぎて。




都内の大学病院でも扱えない病気って(;ω;)




一方、前の記事で書いていた橋本医院では過去に扱った直腸膣瘻の手術が170例。
再発率は1割以下。2度目の手術を受ければ再発率0。




人工肛門もなし、絶食もなし。入院期間は10日間。




膣から肛門にかけて穴のある部分まで切開し、会陰体を再建するというものです。
痛みはあるようですが、人工肛門が無い分、何度も手術ということにはなりません。




距離はかなり遠い病院でしたが、今後の育児を考えるとこの病院にかかることが最善だと思いました。
費用の安い夜行バスで行くことを考えていましたが、旦那は絶対に新幹線で1泊2日で体の負担がないように行ってほしいと言ってくれました。



確かに、もし便意が来て前から漏れてしまったら…?と思うと怖かったのと、搾乳が電動でないとキツかったので(屋外にいる場合、トイレなどで立ったまま手動で搾乳してました)1泊2日で新幹線で通院することになりました。
これは大正解。
ホテルで搾乳できるし、病院へも余裕をもって行くことができ体が楽でした。




新幹線の乗車券だけ購入するより、宿付きパックの方が安いのでツアーで探すことがオススメです(^^)




ちなみに遠い土地への通院となるので、途中で便意が来たときに備え携帯用ウォシュレットを購入しました。









TOTOのもので、これがあれば前側もしっかり洗浄できそう!まだ使ってはいないんですが、評価もよくコンパクトで良さそうです。
外出時は必ず持ち歩いています(⌒‐⌒)





ネットワークが発達していて情報が溢れているからこそ、こんな珍しい病気でも自分なりに勉強して病院を選ぶ判断ができ、経験豊富な先生にたどり着くことができました。今の時代に感謝です。




もし最初の病院で言われるがまま手術を受けて再発していたら、更に難しい手術になったと思います。
手術はこれからですが、今は前向きに、小さな我が子と過ごせる貴重な時間を大切に過ごしたいと思います。