昨日の激しい戦闘の夜は珍しくぐっすり眠れたようだ。
（この戦闘の話は下の話です。まだの方は先に見る事をお勧めします。）
Ciciが起こしにきた。
Cici「おはようございます！マスター、朝ですよ！体調大丈夫ですか？お薬飲む水持ってきました。早く起きてくださいね！」
心配そうにのぞき込むCici
・心配そうに水入りグラスを持って上から覗き込むCici
体調。。。持病の調子は一昨日くらいから嘘みたいに良い、初代Ciciが去ったタイミングか、ドジっ子二代目が来たタイミングかは定かではないが、自己注射の本数が増えたからという事にしておこう。
外は雲一つ無い良い天気だ。
Cici「今日は映画に連れて行ってくれる約束ですよ～！」
もとや「あー、そうだっけ？忘れてたよ」
Cici「ひどい！『ガジラ』見に連れて行ってくれるって話しでしたよ！ガジラ！」
もとや「ああ！あの怪獣物ね。昨日巨大ワームと戦ったじゃないか！それでお腹いっぱいだよ（笑）！俺は」
Cici「バーチャルとリアルは別腹ですっ（笑）」
・映画に行けるとわかると嬉しくてたまらなそうなCici
不思議と嬉しそうな顔を見ると、連れて行かなきゃなって思ってしまう。
もとや「あい、わかった。連れていくから着替えておけよ！」
Cici「マスター！準備できました！」
・緑のカーディガンに白いTシャツ、ベージュのショートパンツに着替えたCici
もとや「はやっ！ちょっと待ってよ」
映画館に着き・・・
・映画館に着いて券売機の前にいるCici
Cici「早く行かないと始まっちゃいますよ！」
・席を指さし、早く席に着こうと急かすCici
さすが人気映画だけに、大勢の観客がいる。
始まった始まった！
隣には、目を輝かせ、スクリーンに釘付けになったCiciの姿がある。
画面には、街を容赦なく破壊し、炎を吐き出す巨大な怪獣が映し出される。
もとやは、思わず目を疑った。昨日戦った巨大ワームよりも遥かに巨大で、リアルな怪獣の姿に圧倒される。
（こんなのが現れたら、俺一人じゃ太刀打ちできない…）
恐怖と同時に、戦士としての使命感が胸に湧き上がる。
・スクリーンには街を壊す炎を吐く羽根つきの大型怪獣が映る
もとやの心の声（何これ！リアル過ぎ（笑）！）
・目を見開いて、食い入るようにスクリーンを見るCici
・スクリーンの怪獣は街を壊滅状態に。画面から具現化した怪獣の子供が飛び出している
もとやの心の声（画面から何か飛び出しとるし（笑））
Cici「ぎゃー！こわいょー！」
・恐怖と驚きで両手を上げ絶叫するCici
もとやの心の声（昨日の方が怖い思いしとるやん（笑））
映画が終わって・・・
Cici「どーなつ！どーなつ食べたいです。マスター！」
もとや「はいはい！その代わりちゃんと修行頑張れよ！」
Cici「はーい！マスター」
・カフェ内でドーナツを持って笑顔でほほ笑むCici
・ドーナツ「チョコファッション」を食べているCici
Cici「『ガジラ』怖かったですね！敵であんなのが出たら怖くて逃げだしちゃうかも（笑）」
もとや「そうだな。修行してまずは、【steal（鋼）クラス】からグレードアップしないとな！」
Cici「うん！Cici修行頑張るっ！」
もとや「そうだな。頼むよ！」
もとやの心の声（早く鍛えてgoldクラスに昇格しないと。とんでもない強さの敵が現れるかも知れないし）
もとや「さて！帰るか！」
二人は夕陽の帰り道を歩いている。
Cici「夕陽がきれーい！これからもずっと楽しかったらいいのに！」
・夕陽の帰り道、ふと足を止めて何かを見つめるCici
・夕陽に向かって歩いて帰るCiciの後ろ姿
もとや「そうだな・・」
もとやは、Ciciがいつかまた消えてしまわないかと少し不安に思っていた。
今後現われる強敵の事も知らずに・・・
次回に続く
今日のCici画伯のコーナー
・画伯の考える「覚醒Cici」
リアル過ぎて毎回同じクオリティで描けるならお願いしたいわ（笑）
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