Reading⑫ | x1linerのひとりごと

x1linerのひとりごと

あいつに今こんなこと話したい。ちょっと聞いてよね。

今回は2冊 ウインク

グッド! 「神の手」 久坂部 羊 著

 

同題名の「神の手」は望月諒子 著 で小説を書く人の話だったが、

こちらは医者の話。では天才外科医の話か、と思ったら少し違う。

 

冒頭から現在の医療崩壊について鋭い論評が始まり、

全く同感。

医者は治療以外のことに忙殺されすぎであり、

もっと医療アシスタントを増やし、分業化する事が必要である。

制度の改悪により、医師の大都市集中も地方の医療衰退に

拍車をかけている。

今はすっかり立ち消えになった感すらする安楽死がテーマであり、

これはなかなか鋭い医療ドラマかと思われた。

 

しかし、中盤以降は医療現場から少しずつ離れて行き、

何やら奇怪なサスペンス模様に。

医師会の解散?

まずあり得ないし、カンタンに事が運びすぎた。

死人続出もキナ臭さがプンプン。

主人公も不倫でゴタゴタで最後は全く影が薄くなってしまった。

かろうじてラストは医療の原点回帰で締めくくったが、

本の中で成立してしまった安楽死法のあと片付けは

そのままで、課題がたくさんある。

サスペンスよりその点を突き進めて欲しかったなぁ。

 

グッド! 「それからはスープのことばかり考えて暮らした」 吉田 篤弘 (著)

 

 

う~む、好きな人にはこの空気感がいいのかもねぇ。

読んでる最中、

特段、サンドイッチも食べたくならないし(実は好物)

スープも飲みたくはならなかった。

 

ひとつ気になったのは

「その細い指がサンドイッチを作るのに最適。

指の型がパンに着かないから・・」という件があったんだけど

タバコを吸う人だったのでタバコの臭いのするサンドイッチを

連想してしまったショボーン 残念あせる