退職後の独立・起業について | 退職願いの書き方|英会話講師派遣のファイン

退職願いの書き方|英会話講師派遣のファイン

退職願いの書き方、フォーマット、書式、サンプル、テンプレートなど。退職願を書く前のチェックポイント集。

昔から「一国一城の主」となることは、サラリーマンの夢とも言われています。
皆さんの中にも勤めている会社を退職して、独立開業を考えている方もいると思います。

転職の場合、今まで培った業務経験をいかしてさらなるステップアップをめざすのですが、それは今まで通り「自分が会社に勤める」というかたちです。
でも、独立開業となると、「自分が会社を経営する」わけですから、業務経験とは別に「経営能力」が必要になります。

そのためにはまず、勤めていたときと独立したあとで、保険や税金がどのように変わるのか、よく確認しておく必要があります。
今までの社会保険料には会社負担分がありましたが、今度は全額自己負担となり、補償の内容も変わってきます。
税金に関しても、会社がまとめて行っていた確定申告を自分でやらなくてはいけません。税理士や会計士に依頼するにしても、それまでの流れをしっかりと把握しておきましょう。
さらに従業員を雇う場合、会社に勤める側から、人を使う側にかわります。配慮を忘れないことと、関連のあるさまざまな法律を知っておいた方が良いでしょう。

もし、今まで勤めていた会社と同業の独立開業だとしたら、「退職後の競合避止義務」に触れていないかどうか注意しましょう。
退職時に書いた誓約書に期間や業種などが規定されていて、それが裁判所で有効と認められれば、場合によっては賠償金請求の対象となります。また、大勢の部下をひきぬいて同業会社を起こすことも、同様に対象となります。

独立開業をめざして退職するときには、特に円満退職を心がけたいものです。
今までの時間の中で築き上げた人間関係は、かけがえのないものですから、大切にしましょう。