暴力団も法律で -3ページ目

暴力団も法律で

警察が違法行為で逮捕


これは内緒の話。
私は、モリタがいなければ、素直になれたかもしれないと思うことがある。
私にとって彼女は迷惑な存在で邪魔だった。
アイツのウソに取り込まれた女。
危険だと教えても耳を貸さず、嫉妬で絡んできた女。
嫉妬に目をくらみ、私の悪口を広めた女。
真実に目を向けず、奴の外見に惑わされ、利用されたバカ女。
だから嫌いだった。
私が何から逃げているか、聞きもしない。
カズコだけが違和感に気付いていた。
私の帰る場所を奪う奴らの正体、それが在日創価なのに普通に考えろ、この私に超イケメンが彼氏になるのかそんな超イケメンの彼氏を、ふられはしても私がふるのか性格も外見も良い元彼がいて、別れた理由を知りたくはないのかで、どうして財産目当ての淫乱女と言うレッテルが私につくのか不思議じゃないのかよ激怒そんなデタラメ、風潮してるのは、アイツの周囲にいる在日創価だけ。
不審だらけなのはアイツの方で、イタリア人と中国人のハーフで、韓国から来た韓国人留学生って何そこで説明の違和感あるだろ怒で、何故あんな三流のヘボ高校に留学する通常、十代で留学するなら、交換留学生だ。
大体、そんなハイソな生徒が通う高校かそもそも語学留学するならお隣の進学校だろう。
他に英語科のある高校も近隣にあるというのに、わざわざ普通科もない工業高校に来ない。
そこにも違和感ないのかよ怒それに、そんな超イケメンの後輩がいて、彼氏だったら忘れると思うかいたら、たとえ過去でも超自慢するに決まってるではないか汗自慢もせず、忘れていることに疑問持てよorzこれだけ疑問符がわいてくる相手の言い分を、全面的に信じる時唐ナ冷静さを失っている。
と、当時は思っていたけれど、彼女の本音は私が相手なら余裕で奪えるという物差しだ。
そこが基準なので、付属の噂については、私を蹴散らし評判を落とすためのネタにすぎない。
つまり、正々堂々と勝負しても、モリタ側に勝ち目がない事を物語っている。
でも、人として興味もないし、本気でつまらないので眼中になかった。
その結果が二度の堕胎だ。
彼女がのちに語っているように、私からテルジを奪うのが目的の行為。
もし、この件を私が知っていたなら厳しく諌めて叱りつけた。
だが、郷里に舞い戻った私に恐怖し、彼女は陰で悪口を流しけん制しつつ、奪われまいと隠し通した。
同じ街にいれば、いつか再会するもので、隠し通せるはずがない。
しかも私の交際範囲は幅広く半端ない。
等身大の私と噂にギャップがありすぎて誰が信じるというのか私を良く知る身近な人物は、逆に噂を流す周囲に疑惑の目を持つ。
その内テルジの正体に気付くであろうが、気づいた時にはモリタはもう後戻りできない状態だった。
それに気づいた時とは私とテルジが偶然再会し、別れを切り出された瞬間だったというから驚きである。
そもそもほとんど教団の活動に参加しなかった彼女が、25歳を過ぎてから参加し始めたとき、なぜかすごく不思議に思った。
その理由が、テルジの指示によるものだというから引いてしまう滝汗創価の彼がモリタを勧誘せず、逆にもっと真面目にと勧める時唐ナおかしいではないか。
普通なら創価に転向を勧めるものだ。
実際、私は幾度となく誘われてる。
テルジ以外にも誘われ、青年会館に半日軟禁されたこともある。
それとモリタは、テルジが創価の元音楽隊である事実さえ知らない。
音楽隊将来の幹部候補生と言うことも知らない。
恋は盲目と言うが、それ以上に無知で鈍感だクリスタル 出会い系
カズコに彼は危険だと言われても、私の嫉妬によるウソの情報であると言い、誰の話も信じようとしない。
冷静に見れば、どちらが嫉妬に狂っているか、一目瞭然だ。
だから、こんなバカ女を救うより、テルジの狂気を止めたかった。
でも、私が彼に近づけばモリタが狂う。
コモオが言ったように、冷淡になれば済む話なのだがその冷淡さが、どちらかを選んだ時に、どちらかを滅ぼす結果になると考えた。
ならば、どちらも選ばないという選択を私はした。
だからフェードアウト計画を立てたのにorzミカワの思慮の欠けた行動が、すべてを台無しにし彼を死へと追いつめた。
テルジは心の病気なのだ。
そう言ってもミカワは理解せず、私への嫉妬から後先考えずに連絡先を教えた。
普通、テルジを呼び出したとき、彼を違う名で呼ばれたら戸惑い考え躊躇するだろう。
その思慮深さが欠ける女なのである。
30歳を過ぎてこの幼稚さに私は恥ずかしさを隠せない赤面私だって殺されたくはない顔面蒼白モリタを遠ざけたところで安全ではないのだから、逃げるに決まっているだろう。
包囲網の一角を崩して逃げの体制にいたというのに結果的にモリタを救うことが、包囲網の一角を崩すことになったがorzテルジが起こす行動より先回りし、段取りを組んだというのに、台無しにした。
おかげで私はせっかくの結婚話が、危うくフリーズしそうになった。
結婚式をあげない入籍のみの結婚になったのも、半分はコイツのせいである。
テルジが死んだと聞かされた時、覚悟はできていた。
こんな事になるのではないか、私かモリタが殺されるのではないか、そう恐れていたからモリタしか救えなかったことに、私は哀しみでいっぱいになった。
私が誰よりも一番救いたかったのは、テルジだったからだ。
私自身の幸せより、テルジの幸せを望んでいた。
大阪にいても、記憶が無くても、どこにいても、いつもそう望んでいた。
だから哀しみが深いのだと、涙が流せなかったほど深く傷ついたのだと、そうDrはいった。
涙が流せれば、傷は癒されていくので、時間とともに薄れるらしい。
が、私のように泣けなかった者は、癒されることなく残る。
そして生きていくために、その記憶を消すという。
消えた記憶が甦るとき、止まった時間が流れ出す。
やっと、私の中で彼が思い出になっていくのだろう。