入店後の話11
今回は前回の続きではないが強盗についても書いてみる。
最近はあまり無いようではあるが20年ほど前は相当数あったのである。
中国人が多かったようではあるが、店舗自体に数人で覆面をして押し入ってくるのである。
私の知人はディーラー中にバカラ台の上に斧を叩きつけられた事があると話していた。笑
たいていの場合少額でも渡しておけば帰るのであるが、実は面倒なのがお客個人が狙われるパターンであった。
店内にお客に扮したスパイがいて、勝って帰るお客の情報を伝えるのである。
お客は帰ろうとビルのエレベーターに乗り込むのであるが、途中の階で強盗に催涙スプレーなどを掛けられカバンごと持ち去られるのが多かった。
アングラビジネスなので、路面店では営業しておらず雑居ビルの中に紛れて営業しているので、お客が狙われ始めたのである。
そのため高額の換金をしたお客は、店の従業員がビルの下まで一緒に降りて安全を確保するという面倒な事態にまで発展した。
店舗への強盗にしてもアングラなだけに警察への届けはないであろうという目論見もあり、表立ってはいないが相当数になっていたと思う。
店舗同士の横の繋がりで写真の共有(当時はネットなどなかった。)などで事件件数を減らしていたのである。
最近のカジノはあっさりと警察に届けたりするので、強盗なんてやめておいた方が良い。。