大学時代から苦手だと思ってた子がいた。

プライドが高くて上から目線で、自分が違うってことはばっさり否定できる、自分を持ってるタイプの子で

これだけ言うと嫌われ者に聞こえるけど、
裏での努力がすごくて、めちゃくちゃなんでもできる子で
おまけに自分を犠牲にして人の為になるし、自分を飾らない子だったから、周りには好かれてた。

この子のやり方はなんか違うな、って思ったことは何回もあった。
それでもわたしよりはるかにできる子だったから、
きっとわたしのほうが間違ってるんだ、
とか
わたしはこの子に嫉妬してるから否定的になっちゃうんだ、

って、自分の気持ちはだいたい心にしまっておいた。

それを、大学卒業して3年近く経って
久しぶりにその子を含めたグループで飲み会をしたことがきっかけで、
その子の態度を気に食わなく思ってた人が
Twitterで思いっきり批判し出した。

確かに過去にも思うところがあったのは聞いてたけど。

びっくりしたのとかいろいろあるけど
なぜかすごくほっとした。

思ってたのはわたしだけじゃなかった、って。
言えなかった自分が情けないけど、うまく言えないことを代弁してもらった感じだった。

まあ、Twitterという場で言ったのは
正しくなかったと思うけど。
結果、言った本人は仲間うちで大批判を食らってたから。
(本人も覚悟の上だけど、言い方が悪かった。)

言いづらいことを発言するのはとても勇気がいるし、そこはわたしも褒めたい。

でも感情的になったら誤解を生む。

最終的には、解決しなかった。
お互い会おうと思わなければ会わないから、もうグループの集まりには行かなきゃいい話だって。

わたし自身は問題の飲み会にすら行ってないくせに全然納得してなくて。

だからと言って、やっぱり今も昔も、あの子には勝てなくて、
あの子は悪くないよ、冗談だったんだよ、ってかばう子がいるからなんも言えない。
わたしがこれ以上真相を追及したら、周りを不快にさせたり私自身が悪者になったりしそうでやめた。


でも最終的にね、なんでもやもやしてるかって考えてみると
ここまできても、事の発端となったあの子が中心になってて
疑問に思う人がほとんどいない、それどころかかばうんだな、ってこと。

みんなおめでたいな。
素直なのか哀れなのか。

それともわたしがひねくれてるのかな。