父親の言葉を

受け止めなければならない
冷静に
そして
どうすることがベストか
考えなければならない
瞬時に
決して間違えずに



それは
冷静でいられない感情を
殺すということで


そうするために

思い切り爪を立て
爪痕と
引っ掻き傷を
この腕に残した



それでも
正解が
出せなかった


今も正解が
分からない



呼ばれる前よりも
悪化した状況にあること
それしか
はっきりしたことはない



ひとつだけ
私の中で
はっきりしていることは



自分の伴侶に対して

夕飯を

食わないなら片付けろよ
それとも何
捨ててやろうか

そんな言い方をするような
あなたと
私の夫を
比べるな



私を守ると言うあなたの
言葉に私は殺されて
今までも
今日も
体に自ら傷を残し
時に刃物を
自分に向けた
私はあなたに
何度も何度も何度も
私を
消されてきた



知らない癖に