沙羅双樹・サラソウジュ・《夏椿》
                                      (愛らしい・甘いマスク)

沙羅双樹といえば、
「祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必滅の 理をあらはす」
という平家物語の一節を思い出す人も多いはず。
名前は聞いたことがあってもなかなか見かける花ではないですね日本でも珍しい花です(*^_^*)
と言うか・・・
一般的には夏椿の事だけど
詩にある沙羅双樹は↓のやつで更に仏教的にはインド沙羅の木。

沙羅双樹

インド沙羅の木


これも運命か・・・
それとも幻か・・・
安らかに眠る君の傍には沙羅双樹
その容姿は美しく
君に劣らず
優しく人々に指し示す
皆に幸あれと
甘く美しい香りに包み
諭(さと)す花は君の心の現身(うつせみ)の様

皆に幸あれ・・・と
永遠の祈りを花の姿に変えて・・・