贖罪の夜。覗き込んだら求めて来た 髪に触れたら息が上がり ふいに細めた瞳が語る (「俺を許してくれ」) と 近付くと喉が震え 鎖骨が温度を欲しがっていた 心臓は役目を忘れ 腰は愛に塗れたがる (「お前じゃなきゃ放てない」) と だめ 私である意味は何処? もっと欲してくれなきゃもっと狂ってくれなきゃ 赦してあげない貴方の過去を愛してあげない貴方の心を 出してあげない私の全てを 2008.4.7