贖罪の夜。 | 緋ノ響馨

緋ノ響馨

実話綴の緋と演技性の獣,響.

覗き込んだら求めて来た

髪に触れたら息が上がり ふいに細めた瞳が語る

(「俺を許してくれ」) と 

近付くと喉が震え 鎖骨が温度を欲しがっていた

心臓は役目を忘れ 腰は愛に塗れたがる

(「お前じゃなきゃ放てない」) と

だめ

私である意味は何処?

もっと欲してくれなきゃもっと狂ってくれなきゃ

赦してあげない貴方の過去を愛してあげない貴方の心を

出してあげない私の全てを

2008.4.7