もちろん、どちらも併せ持つものだとも思うのだが、好きなものだけをわがままに生きるのと、そのこだわりを味わい、さらに世界観を広げるのとでは、意味合いが違ってくる。
そのこだわりが、コースとアラカルト。自分お好きなものを選ぶか、シェフのこだわりに任せるか。しかも、そのコースが、しかも“お任せ”しかも何が出てくるかわからない、なんてものになろうなら好き嫌いが分かれるでしょう。
しかしながら、そんな何が出てくるかわからない面白さを焼肉でやってしまっているお店があります。
池袋にあります『あもん』さん。
何が出てくるかわからない、しかしながら出てくるのはフォアグラ・焼きしゃぶ・希少部分のお肉・いいところのお肉を少しづつ。
そして最後は和牛のハンバーガーがその場で焼いて熱々をいただけるのです。
自分で好きなものが選べないのは確かに複雑。
しかしながら、そのお店が、自分の知識以上・期待以上のものを提供してくれるお店だったら?
価値観はそれぞれですが、一度味わって、好みや琴線に触れれば、それは本物。
お任せするコースという美学も、“食”“世界観”そしてお店を楽しむ要素ではないでしょうか?
炭火焼あもん (焼肉 / 池袋駅、北池袋駅、要町駅)
夜総合点★★★★☆ 4.5