隠れた名シェフが作る売切御免のランチ「黒猫夜」@赤坂 | Food to happiness ~スペインバルを目指す男の食楽記~

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スペインバルの開業を目指し、お店での食べる意味を楽しみながら綴ります。フードアナリスト最高資格1級習得“NORY”がお届けします。

今回も、大人の街、赤坂から。


ビジネス街のお昼時は、どのお店も混雑し、行列も珍しくありません。


そんな中で、隠れた名シェフが作る、安くてうまい、1時にはもう売り切れ御免の中華ランチをこっそりご紹介します。

「黒猫夜」さんです。


地下鉄赤坂見附駅から歩いて1分。昨日紹介しました「しろたえ 」さんも、すぐ近くにあります。

某丼屋さんの隣のビルの3階。エレベーターのドアが開けば、もうお店。

可愛い黒猫が迎えてくれます。

My Sweet&Junk Food Story
こちらのシェフは田中太郎氏。

脱サラ後、約5年間かけて中国を放浪し中華に目覚め、年に数回は現地で、中国酒の仕入れや郷土料理研究を行っているそうです。調味料にこだわるのはもちろん、本場と同様、ヘビやカエル、スッポンなどは生きた状態で仕入れるなど、「現地の味」を大事にされています。

昨年、軽井沢にて行われた「CU-CAL」(クーカル)という全国から注目シェフが集まる料理フェスティバルで、唯一の中華料理シェフとして、招待された方でもあります。


さて、12時半に来店し、お店はほぼ満席。

赤坂の中華料理屋さんといっても、半数がOLさん、2人組だったり、グループだったり。確かに女性でも入りやすい雰囲気です。

カウンター席が6席、小さなテーブル席が4つ、奥に座敷がありました。ただし、全面喫煙可となっています。


さて、そんな隠れた名シェフが作るランチは、メニューは常に一品。

注文する際は、そのまま座って待つか、「大盛り!」というかになります。


そして、運ばれて来たのがこちら。

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土鍋に入った角煮ご飯、南瓜入りポテトサラダ、冬瓜入りかきたまスープ。


角煮ご飯のアップはこちら。

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柔らかく煮込まれた角煮、豆腐その下には、もやし・キャベツ・春菊といった野菜がたっぷり。

角煮はトロ~っと柔らかく、一口サイズ。八角(調味料)の香りがフンワリして、しつこくもありません。

甘辛く、ピリ辛く。醤の甘さと辛さが、深いコクと味わいを出しています。

そしてご飯は、長めのタイ米だと思われます。パサパサ間もなく、味濃く煮込まれた角煮・あんかけと絡み合い、すごくいい味わいになります。

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ポテトサラダもジャガイモ大きめ、男の料理っぽいのですが、味付けは非常に甘く、素材を大切にした優しい味。

冬瓜の甘さが素晴らしいスープも、辛さを優しく和らげてくれます。

このボリュームでも、女性でも、ペロリと完食できちゃいます。


テーブルには卓上豆板醤があり、辛さも調節可能。普通の豆板醤と店の人は言ってましたが、これがまた美味しいんです。


深いコク・うまさが煮込まれた土鍋飯。メニューは週によって変わるそうです。


ちなみに、こちらのランチ、12時47分で売り切れ。

でも、この美味しさは早い者勝ちでも、文句なし。ぜひぜひ、お試しくださいませ




黒猫夜 (クロネコヨル)

東京都港区赤坂3-9-8 篠原ビル 3F

03-3582-3536

営業時間

[月~土]
11:30~14:00
18:00~23:00(L.O)


定休日 日曜・祝日