我が家のバラのうちレディ・エマ・ハミルトン、いおり、みよし野の葉が春先から急に枯れ始め大変な事になってます。
その他のウィンターマジックは元気いっぱいで、一時不調だったグリーンアイスも4月以降はグングン成長し力強さを見せつけています。
で、この好不調は接ぎ木苗と挿し木苗でキレイに分かれています。
つまり接ぎ木苗が不調で挿し木苗が好調。
なんでやねん
って思いますでしょ?

ワタクシ、挿し木苗のミニバラは枯れて当然、残ったらラッキーくらいの気持ちで育ててまして、接ぎ木苗は多少乱暴に扱っても大丈夫でしょう? と接しておりました。
それがこの結果とは……

いえ、もちろんどのバラも乱暴には扱ってませんよ? 多少テキトーだったりいい加減だったりはしたかもしれませんが……
さて、好不調を分けた原因は何かと言われたらハッキリと根張りであると言えます。
バラの個別カテゴリーでエマさん根腐れ説やらみよし野乾燥説も唱えておりましたが、植え替え時を思い出してみるに鉢から取り出した際の根張り具合が接ぎ木組と挿し木組で違ったなぁと思うのです。
もちろん接ぎ木組が貧弱で挿し木組は旺盛でした。
では、根張りに差がついた原因は何なのか、という話になります。
根腐れ?
エマさんの根の表面が真っ黒でしたし、そう思っていたのですが、その他の接ぎ木組や挿し木組の様子を見てそれだけではないのではないかと考えるように。
そして、根本的な原因は昨年苗を購入した後の植え付け時に遡るのではないかと仮説を立てています。
まずエマさんの仮説。
昨年の根本的な間違いは10号鉢に植えつけた事。
6号苗を買って8号鉢ではなく10号鉢に植えつけたのは、2〜3年植え替えをしなくていいと事前に調べて考えたからです。
いつも言ってますが、マンションでのガーデニングのネックは土の処分です。
とりあえず大きな鉢に植え付けて植え替えの回数を減らそうと思ってました。
が、大は小を兼ねないのです。
根の育成を考えるならば大き過ぎず小さ過ぎない鉢に植え付けるべきだったのです。
そして、昨年一年では十分に根張りしない状態で今年、鉢の軽さを求めて植え替えをしました。
用土をがっつり交換するため根が貧弱なのに根をガンガン洗って

そして、エマさんは枯れるべくして枯れてきたという……
多分、エマさん、もうダメだと思います。枝がどんどん黒ずんできてます。諦めて全ての枝を切って挿し木に、とも考えましたが、それももう遅い状態かと。
完全に枯れるまで見守りますが。
次、いおりとみよし野の仮説。
土処分問題の解決策として見つけたのが、ヤシ殻繊維で出来た燃えるゴミに出せる用土ベラボンです。
エマさんはワタクシの本命のバラですので、いきなりベラボンで育てる勇気はなく、いおりとみよし野で実験しようと思いました。
なので、どちらも苗購入後、根を丸洗いする勢いで用土を落とし植え付けました。
多分ここも失敗でしょうが、いおりもみよし野もとにかく芽がよく出るという点もまずかった気がします。
根にダメージがある状態でバンバンに芽を出していたので、根の成長が悪かったのかなぁと。
その上、今春の異常な晴天続きと高温でついに耐えきれなく……
こちらは完全に仮説なので正確かはわかりません。
ただ挿し木苗の育て方が、まず苗の用土を落とさずそのままベラボンに埋め込む形で植え付けました。
ミニバラの用土によく使われるピートモスは個人的に好きではないので、休眠期に完全に元の用土を落としてベラボンオンリー鉢に植え替えをしたわけですが、その時の根張りが凄かったんです。
そして、かなり乱暴に根を洗い、根自体も半分くらいは毟ったのですが、非常に元気に成長してます。
なので、いおりとみよし野もまずは用土を完全には落とさずにベラボンに埋め込み根を十分に育ててからベラボンオンリーに移行すべきだったのかなぁと。
急がば回れという事でしょうか

エマさんに続きみよし野も多分ダメな気がします。
枝がどんどん枯れてますから。
いおりはわかりません。
バラが枯れる原因は色々な要素があって、また再生のためには原因の解明して対処するのが大事なのですが、根腐れと肥料焼けくらいしか思い至らないじゃないですか?
そもそも最初が間違ってたかも? という場合はどうしたらいいんですかね?
とりあえず根をなんとかしなければならない事はわかってますので、メネデールと微粉ハイポネックスで粘ってみようと思います。