ぷちガーデンを始めるにあたって、理想は「全て水耕栽培にする」でした。
底面潅水とか底面給水って言うんでしょうか?

こんなの↓や
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こんな感じ↓ですかね。
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これは鉢が二重(内側の緑と外側の透明)になっていまして、青線より下に水がたまっています。

培地の下部が常に水に浸かっていて、水やりは水位が下がったり、たまった水がなくなったタイミングでやるってやつです。
これなら、水やりの「土の表面が乾いたらたっぷり」という経験がモノを言いそうなタイミングを読んだり水切れの心配がなさそうで初心者にも優しいんじゃないかな?と思って。

これをやるために用意した培地が3つ。

(1)ばくだま
ハイドロカルチャー用の用土ですので、概ね理想通りの結果が得られます。
が、価格と重さが問題です。

(2)日向土
軽石です。硬いので潰れません。洗って繰り返し使えます。吸水性が高いので底面潅水で使うと空気が入る余地がありません。
排水性も高いので、単品でプランターに使うと多分夏場はあっという間に水切れします。
くん炭を10〜20%混ぜる事で水持ちの悪さが改善されます。

(3)ココピート(ヤシガラ繊維)
100均で買えます。可燃ゴミとして捨てる事ができます。吸水性が高いので底面潅水ではべちゃべちゃです。
排水性もよいですが、水持ちもいいのでプランターで使うには十分かと。
弱酸性なので栽培する物によってはくん炭(弱アルカリ性)を混ぜると通気性も上がっていいのでは?

(3)' ベラボン
ココピートの上位互換?のようなものですが、ヤシガラ(一番外側)の内側にあるスポンジ状繊維を加工したもので、単品で培養土として使え可燃ゴミとしても捨てられます。
ココピートより臭いが少なくふかふか。

だいたいこのような感じでして、底面潅水といいますか、ばくだまを使ったハイドロカルチャーは室内の観葉植物のみに限定した方がいいかな?と…´д` ;
基本は普通のプランターで普通に「土の表面が乾いたらたっぷり」水やりする栽培をベランダでやるって事にしました。


以上を踏まえてぷちガーデンの培地の使い分けですが、

(1)ばくだま
室内の観葉植物のハイドロカルチャー用

(2)日向土
くん炭10〜20%、ミリオン少々を加えて使用。
水はけのよい乾燥気味の用土を好む植物用(ハーブ等)

(3)ココピート
くん炭、ミリオンを加えて使用。
ぷちガーデンの基本用土。連作できない作物(収穫後は可燃ゴミ)や水切れに弱い植物用

(3)' ベラボン
バラの培養土にしたい。


真冬に突然ガーデニングを始めたわけですが、春からの本番に向けて培地の使い心地を予備実験的に確認できたのはよかったんじゃないかなって思ってます。(ま、負け惜しみではなく…´д` ;)

最後に水やりがセンシティブな植物には (4)水苔 という選択肢もアリだと思います。
到着後から日を追うごとに状態が右肩下がりに悪くなっていったプミラが水苔に植え付け後は横ばいになったんです。
まだ油断はできませんが…

水苔も可燃ゴミですしね!
マンション向きの培地、結構あるもんですね?