【東日本大震災】





14時46分 黙祷


震災で亡くなられた方々、心よりお悔やみ申し上げます。





風化させてはならない





知っていますか?

他県へ移住した福島県民の子供たちへの【いじめ】など二次的な問題も出ている事を




知っていますか?


原発事故の影響などで避難生活はまだ更に長期化する見通しだという事を


そして、放射能の不安が今でも続く福島の子供達の事を




知っていますか?


今もなお4万8千人ちかくの方が避難生活を送られている事を




覚えていますか?


震災が起こった年のニュースで流れた階上中学校の梶原裕太君の答辞


『天を憎まず』




忘れません





課題はまだまた残されています

今できること

これからできること

震災後 半年頃~
友人や知人との声がけから始まったボランティアを含め、少しばかりですが今後も支援を続けていけたらと思います





今を生かされている事に感謝!





現況を一部ですが…


東日本大震災9年 “今も被災者だと感じている” 6割余に

日本大震災から9年となるのを前に、NHKが岩手・宮城・福島の被災アンケートを行ったところ、今も被災者だと感じている人が6割余りに上りました。経済的な復興の実感が乏しい人ほど自分が被災者だと感じていて、専門家は「経済の問題が立ちゆかない状況にあることが非常に重要な課題として残っている」

NHKは、去年12月からことし1月にかけて、岩手・宮城・福島の被災者や原発事故の避難者など4000人余りを対象にアンケートを行い、48%に当たる1965人から回答を得ました。

この中で、自分が被災者だと意識しなくなった時期について尋ねたところ、今も被災者だと感じている人が有効回答の62%に上りました。

阪神・淡路大震災から10年で専門家が行った同様の調査では、兵庫で被災者と意識していた人は25%で、岩手・宮城・福島と比べおよそ2.5倍の開きがあります。

今回の調査では、今も被災者だと感じている人のうち、「地域経済が震災の影響を脱した」と回答した人が4%にとどまるなど、経済的な復興の実感が乏しい人ほど今も被災者だと感じている割合が高くなりました。

自由記述で、福島県南相馬市の70代の女性は、「駅通りの商店が次々と閉鎖しさみしい。若者が戻ってこなく、町全体が活性化するのはまだ遠いと感じる。昔の当たり前の普通の暮らしができるのは、あと何十年後になるのか」と書きました。

アンケートの分析にあたった社会心理学が専門の兵庫県立大学の木村玲欧教授は、「9年たっても家計の問題も地域経済の問題も戻っていないのが特徴で、経済の問題が立ちゆかない状況にあることが非常に重要な課題として残っている。自分が被災者だという意識を脱して元の日常に戻るためには、生活再建をしっかり考え、対策をとっていかなければならない」と指摘しています。

復興の実感に差

今回の調査では、自分が被災者だと感じている人とそうでない人の間で経済的な復興や地域コミュニティーの再生の実感に大きな差が見られました。

復興実感を項目別に尋ねる設問で、「地域経済が震災の影響を脱した」、「家計への震災の影響がなくなった」、「地域の活動がもとに戻った」と回答した人の割合は、いずれも被災者だと感じている人のほうがそうでない人より30ポイント以上低くなりました。

一方で、「すまいの問題が最終的に解決した」、「地域の道路がもとに戻った」、「地域の学校がもとに戻った」と回答した人の割合は、いずれも10ポイントから20ポイントの差にとどまりました。

自由記述で、岩手県陸前高田市の50代の女性は、「大事なことは建物中心の再建ではなく、身近な生活や心の安定。直後は混乱し、自分の周りに対応するのが、ほとんどの人が精いっぱいだったと思う。その状況が、今の現実の生活とはかけはなれた『復興』というものになっていると思う」と書きました。

岩手県宮古市の70代の男性は、「ハード面での整備は、一定の展望が開ける情勢になったと判断できる。一方、震災の影響により減少した人口や縮小した地域経済そして、破壊された地域コミュニティーは、元に戻らない状況が続いており、見通しは極めて暗いと言わざるをえない」とつづりました。

被災者 「一生被災者だと思う」

アンケートで今も自分が被災者だと感じていると回答した人たちの自由記述には、このほかにも被災者の複雑な胸の内がつづられていました。

岩手県陸前高田市の70代の女性は、「災害時、5歳の孫2人と9歳の孫を助けてあげられなかった事が、時がすぎてよけいに、成長させられなかった事にとても苦しく立ち直れないでいます。成長する事をたちきってしまった事に孫たちにどのように伝えたらよいのかなといつもおわびするしかない私に腹立たしく、いつもかなしくなっています」と書きました。

岩手県宮古市の70代の男性は、「津波も原発も被害の実情は、その現場にいて体験しないとわからない、実感できないことが大きい。直接的な被害をうけた方と全く受けない方との溝は大きく、この差を埋めるにはまだまだ時間がかかる。わが事として理解をしてもらうためにベストな方法はなにか。真面目に考えてきたが答えは見つからない」と記しました。

岩手県大槌町の70代の男性は、県内では大規模工場が完成するなど明るい材料があるとしながらも、「現状は、震災前に比べ、『停滞状態』というよりも『下降状態』といういちばんあってはならない状況です。人口減少と高齢化が同時に、しかも加速的に進んでおります」とつづりました。

宮城県多賀城市の60代の女性は、「もう9年!まだ9年!心の奥にある不安と不安定が事あるごとに顔を出す。死ぬまでこの気持ちはきえないかもとさらに不安。この気持ちを伝えても相手に伝わっていないのが分かる。防災の備えに期待します」と書きました。

震災当時福島県浪江町に住んでいた新潟市の50代の女性は、「もう9年前の生活には戻れない。震災の被災者であることを忘れたい時もかくしたい時もある。でも一生被災者だと思う」とつづりました。